(米)日産公式がSEMAショー2022向けのカスタムモデルを公開!「GT-R R35のV6エンジンを搭載&1,300馬力の新型フェアレディZ(RZ34)」「リーフのバッテリーを搭載したサニーのトラック」等

2022-10-29

やはりSEMAショーは、他のカスタムカーイベントに比べて頭一つ飛びぬけている気がする

2022年11月2日~5日にアメリカ・ラスベガス・コンベンションセンターにて開催されるSEMAショー2022ですが、前回のブログでは、ホンダの北米ブランド・アキュラ公式が、新型インテグラ(Acura New Integra)をベースにしたカスタマイズモデルを発表しました。

今回は、北米日産公式が、ビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Farilady Z, RZ34)やピュアEVクロスオーバーの新型アリア(New Ariya)、旧世代モデルのサニー(Sunny)、そしてピックアップトラックモデルのフロンティア(Frontier)をベースにしたカスタマイズモデルを発表するとのことで、プレスリリースにて早い段階で公式画像を公開しました。

一体どのようなカスタマイズモデルに仕上げられたのかチェックしていきましょう。


ニスモ・アクセソライズドZコンセプト

まずは新型フェアレディZをベースにしたカスタマイズモデルとなる、ニスモ・アクセソライズドZコンセプト(Nismo Accessorized Z)から見ていきましょう。

2022年1月に開催された東京オートサロン2022のカスタマイズドプロト(The Fairlady Z Customized Proto)とは異なり、専用ボディキットを装着するのではなく、純正を崩さないエクステリアに仕上げられています。

ボディカラーはホワイトをベースにしつつ、NISMOのイメージカラーでもあるレッドやブラックアクセント、Mobile1グラフィックスとカーボンファイバトリムを追加しています。

この他にも、パフォーマンスを向上するために排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンをベースにチューニングを施し、CARBからの承認待ちとなっているNismoブランドのダクトや大型の熱交換器を搭載することで、最高出力800hp/最大トルク1,017Nmまで対応可能とのこと。

更にφ57.2mmのアウターパイプを備えたステンレス製Nismoエキゾーストもインストールされ、そのエキゾーストは野太くもダイナミックで、見た目のインパクトもかなり大きくなりました。

足回りについては、純正よりも大幅にアップグレードされたサスペンションをインストールし、コンマ数インチ程度ローダウンすることで見た目も更にワイド&ローに。

ブレーキ関連は、フロント6ピストン/リア4ピストンのキャリパーが装備されることでブレーキングを強化し、タイヤ銘柄もブリヂストン製RE71RSタイヤを装着することで優れたグリップ性能を発揮。

そしてストラットタワーブレースと多数のサスペンションリンケージ、19インチのNismo LM-RS1アルミホイール、Nismoビッグブレーキキットをインストールすることで、足回りの全体のバランスも大幅に向上しています。

GT-R R35のV6ツインターボエンジンをぶち込んだ「悪魔のZ」も

この他北米日産は、ニスモ・アクセソライズドZコンセプト以外にも、GT-R R35の排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンをぶち込み、ドリフト仕様にチューニングして最高出力1,300hpを発揮するスペシャルモデルも特別展示予定。

後日、ドリフト選手のChris Forsberg選手がフォーミュラドリフトでパフォーマンスを披露予定だそうで、その過激な走りと暴力的なエキゾーストサウンドを提供することになりそうです。

2ページ目:えっ?あのサニーに電気自動車リーフのバッテリーとモーターを搭載?!