日本の納屋で40年間も眠っていた”世界に一台の特別な”フェラーリ365GTB/4デイトナがフェラーリ博物館にて展示!競売にて約2.6億円で落札された超希少モデル

レジェンドカーにふさわしいオールアルミボディのフェラーリ365GTB/4デイトナを見ていこう

改めてフェラーリ博物館にて展示されている365GTB/4デイトナを見ていきましょう。

クロームアクセントのパーツも錆びてしまい、足もとのホイールも土埃が大量に付着したままですが、納屋にて発見されたときのままというところに、何かロマンチックなものを感じたり…

錆びた2本出しのエキゾーストパイプや、サイドシルのへこみがたくさん確認できますが、それでも2億円以上の価値のある芸術品ということなのかもしれません。

そしてこちらがインテリア。

センターシフト周りは当時のままですが、ステアリングホイールはレストアされたのかは不明ながらも非常に美しいコンディション。


日本の納屋にて発見されたオールアルミボディの365GTB/4デイトナの仕様はこうなっている

ちなみにこちらが、当時日本の納屋にて発見されたときの姿。

ボディカラーはロッソ・コルサ…ではなくロッソ・キアロで、インテリアはシンプルなオールブラックレザーのネロを設定。

しかもこのモデルは、フェラーリ本社でクラシックモデルのレストレーションや鑑定などを専門的に行う部門のフェラーリクラシケによって、ボディやシャシー、パワートレインなどの製造番号が一致していることも確認済みとのこと。

そして走行距離も、当時の36,390kmとほとんど走られておらず、ロールバックなどもなく適切な数値を記録していることも判定されているようです。

過去にはカーグラフィック誌にも取り上げられるほどの有名な一台

これを発見したときはさぞ驚きを隠せなかったかと思いますが、よくよく調べてみると、1972年のカーグラフィック誌1月号にこのモデルの特集が組まれていて、本モデルの特徴なども取り上げられていました。

ある日を境に、このモデルの存在がバッタリと途絶えてしまったのは非常に気になるところですが、そもそもなぜ2017年に突如とした岐阜県某所の納屋で発見されたのかも気になるところですね(もしかしたら元オーナーに何度も交渉した人物が、そのモデルの隠し場所を知っていたのかもしれない?)。

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Reference:CARSCOOPS