フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスの実車インプレッション続々!ウィンカーの点滅位置は?DAには長納期の原因となっているJBL付き→上位グレードは即受注停止になりそう

2022-12-03

今回の新型プリウスはかなり期待できるが、やはり一番の懸念は「納期面」

2022年11月16日に世界初公開されて大きな話題となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)。

これまでの悪しきイメージを払拭するかの如く、デザインから使い勝手、スタイリング、パワートレイン、そして安全装備なども大幅に変更・アップデートしてきたため、発売前から既に注目度としては非常に高い一台となっています。

私がお世話になっているトヨタディーラーでも、2023年1月のグレード別価格配信&見積もり作成解禁と共に、予約を受け付ける予定ですが、事前予約が殺到するものと予想され、その場合を想定して公平性を保つために「初期生産枠」に限り抽選方式を採用するとのこと。

他のトヨタディーラーでは、先着順なのか抽選方式を採用するのかはわからないものの、これまで以上に新車・新型車が購入しづらくなることは確実で、おそらく新型プリウスも長納期化することが予想されます。


新型プリウスの実車インプレッション動画も続々と公開!

ちなみにこの新型プリウス、アメリカでも同時に公開されていて、既にアメリカメディアや自動車系YouTuberを中心に実車インプレッション動画が公開済み。

海外カーメディアのRaiti’s Ridesチャンネルも新型プリウスの実車インプレッション動画を公開済みですが、その内容をチェックしていくと「思った以上に完成度高そうだなぁ」と思わせるほど。

早速動画の中身をチェックしていきましょう。

まずインプレッションしているモデルは、排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+プラグインハイブリッド(PHEV)を搭載する最上級グレードで、アメリカではプリウスプライム(New Prius Prime)として販売する予定。

フロントマスクは精悍ながら、やはりトヨタの新アイコンになっている”コ”の字型LEDデイタイムランニングライト 兼 LED点滅ウィンカーの存在感はかなりのものがありますね。

新型プリウスの目つきがフェラーリのアレにそっくり?

ちなみに海外のSNSでは、新型プリウスの顔つきがフェラーリ新型プロサングエ(Ferrari New Purosangue)に酷似していると批判的な意見が多かったように感じられますが、以前トヨタが発表した新型クラウンスポーツ(New Crown Sport)もプロサングエに酷似していたこともあり、フェラーリと何らかのトラブルが起きそうな予感も。

ちなみにこちらがフェラーリ・プロサングエのエクステリア。

確かに新型プリウスの”コ”の字型LEDデイタイムランニングライトと、プロサングエのヘッドライト周りの造形が少し似ているかも…?

それだけ新型プリウスも欧州チックでオシャレなデザインに進化したということなのかもしれません。

新型プリウスの細部のデザインもチェックしていこう

引き続き、新型プリウスのエクステリアを見ていくと、フロントロアグリル周りはグロスブラックに仕上げられ、その内側はメッキではなくダークシルバー加飾のガーニッシュパーツを装備。

ロアグリルパターンは水平基調で、グレードによってグリルパターンが異なるわけではく、この点は全グレード共通なのかもしれません。

タイヤサイズからフェンダーデザインまで、今回の新型プリウスはかなり思い切った

そして足元には大口径19インチアルミホイールを装着。

新型プリウスでは2種類の19インチアルミホイールが準備されますが、それがグレードによってデザインが異なるのか、それともメーカーオプションによって異なるのかは不明。

タイヤ銘柄はTOYO TIREのEXTENSA A/Sを装着し、19インチながらも空力特性や転がり抵抗、そして燃費性能を両立するため195mmのタイヤ幅に抑えてきたのは驚くべきところかもしれません(規格がちょっと特殊にも思え、タイヤの維持費が大変そう…)。

あとはフロント・リヤフェンダーモールがグロスブラックに仕上げられていますが、これはプラグインハイブリッド(PHEV)専用のようです。

こちらはサイドミラーキャップ。

ちょっと意外だったのは、キャップ全体がブラック塗装なのかと思いきや、上3分の1がブラックペイントで、それ以外が無塗装ブラックの樹脂のように見えること。

デザイン的なものなのか、それとも空力を考慮してのトヨタなりの工夫なのか不明です。

リヤドアハンドルはレクサス新型NX同様のE-ラッチシステム?

そして今回の新型プリウスで大きな変更ポイントが、リヤアウタードアハンドルが廃止になったこと。

C-HRやホンダ・ヴェゼル(Honda New Vezel)のようにピラーマウント式にすることでクーペ風を演出していて、しかもドアレバー式ではなく、レクサス新型NX/RXのようなE-ラッチ風に開け閉めするところはユニーク。

トヨタも今後はこういったE-ラッチ風を積極的に採用していくのか気になるところですね。

2ページ目:新型プリウスのリヤウィンカーはどこが点滅する?そしてインテリアで懸念されるポイントも