フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンのアダプティブクルーズコントロール(ACC)有無&外気温10度未満の高速燃費は?ACCの精度も向上し、加減速はかなりナチュラルに

12月に入り外気温も一気に低くなってきたが、そのときの新型ステップワゴンe:HEVの高速道路燃費や走りは?

2022年6月に私に納車されて、もうすぐ半年が経過するホンダのフルモデルチェンジ版・新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)[2WD]。

今回は、ステップワゴンにて高速道路+下道で往復 約170kmほど走らせての実燃費に加え、外気温10度以下でエアコンやシートヒーター有り、更にはアダプティブクルーズコントロール[ACC]有無による実燃費の違いなどもチェックしていきたいと思います。

あとこれもしっかりとインプレッションできていませんでしたが、高速道路でのステップワゴンのACC精度はどれだけ進化したのか(加減速はナチュラル?ブレーキランプは多用しているのか?)などもご紹介できればと思います。


新型ステップワゴンのACC精度は中々にハイレベル

まずは、新型ステップワゴンのアダプティブクルーズコントロール(ACC)の精度について見ていきましょう。
※ACCは、適切な車間意地を保ち運転負荷を軽減するもので、ステップワゴンの場合は電動パーキングブレーキが搭載されているため渋滞追従機能付きになっている

夜間時&雨天時ということもあり、あくまでも個人的な推測として速度や燃費も大きくバラつくかな?と素人ながらに推測していたものの、設定速度に対して忠実で、アップダウンのある坂道でも速度誤差は±1km/h程度。

高速道路の下り坂&速度調整時でもブレーキランプが点灯することは無かった

特に高速道路での下り坂では、自動でポンピングブレーキを活用するのではなく、エンブレを上手く活用しつつ、まるでエレクトリックギアセレクターの「D」から「B」に切り替わるようなナチュラルなブレーキングで速度調整してくれるため、「ブレーキランプが頻繁的に点灯する」こともなければ、「機械的に強いブレーキで速度を調整する」ようなことも無かったのは大きな発見だったと思います。

「どうしてブレーキランプが点灯していないってわかるの?」と疑問に思われる方も多いと思いますが、アダプティブクルーズコントロール時は、上の画像のように10.25インチのフル液晶メーターのセンター部分にステップワゴンのアイコンが登場し、ブレーキランプやウィンカー、ヘッドライトの点灯・消灯が連動しているんですね。

そのため、高速道路走行中はACCをフル活用しつつ、メーター中央のアイコンを定期的にチェックしていましたが、(前方にほとんど車両がいなかったということもあって)基本的にブレーキランプが点灯することはありませんでしたし、「ブレーキを踏んだことで速度のノリが悪くなった」「前方に車両が存在しないのに自動でブレーキ踏まれて損した気分になった」といったこともありませんでした。

加速感はナチュラルでGがかかるような印象は無し

一方でACCの加速感はどうか?という点ですが、高速道路の上りで速度アップする際の加速感も、減速時同様にナチュラルで、Gを感じさせるような急加速ではなかったことは確か。

以前私が所有していたマイナーチェンジ前のフィット4(New FIT4)では、高速道路をACCで走らせていたとき、前方に車両がいなかったり、高速道路の上り坂のときは急加速するシーンが多かったため、その時の精度に比べて大幅に進化しているように感じました。

もちろん、フィット4の後に所有していた新型ヴェゼル(New Vezel)e:HEV Zでも、ACCの加減速の進化・精度向上は確認できましたが、ステップワゴンでは雨天有無にかかわらずしっかりと精度を維持できているところは流石ですし、別に所有するトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z[2WD]のACC機能よりも更に安心して活用できるのが正直なところです(もちろんヴォクシーのACC精度も高い)。

2ページ目:ACC使用有無による高速道路での実燃費はどれぐらい異なる?