フルモデルチェンジ版・日産の新型セレナ(C28)の実車を見てきた!やはりファミリー層からの注目度は抜群…気になるスイッチ式シフトの使い勝手は?

一足早く新型セレナ(C28)の実車を拝見させていただくことに

2022年11月28日に発表・発売された日産のフルモデルチェンジ版・新型セレナ(Nissan New Serena, C28)。

2022年は、トヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)から始まり、その後ホンダ新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)が発表・発売され、そのあとに後発モデルとして登場したのが新型セレナ(C28)になります。

まずはガソリンモデル[2WD]から先行にて発売され、そのあとは2023年1月にガソリンモデル[4WD]を発売、そして同年春頃にはe-POWERモデルが遅れて発売される流れとなっています。

まだ日本全国の日産ディーラーでは展示されていない貴重なセレナ(C28)ですが、今回特別展示されているとのことで、早速実車をチェックしてきました。


今回特別展示されていたのはノーマルボディのガソリンXV[4WD]

こちらが今回、特別展示されていた新型セレナ(C28)。

グレードはノーマルボディ&ガソリンタイプのXVで、駆動方式は四輪駆動[4WD]。

ボディカラーは新色となる利休-リキュウ-×スーパーブラックルーフの2トーンカラー仕上げですが、こうして実車で見てみると「柔らかい印象のベージュカラー」で、トヨタ新型シエンタ(Toyota New Sienta)のベージュに少し近い印象。

ちなみにこちらが、新型シエンタのベージュカラー。

こうして見比べてみると、どちらもマイルドな印象で馴染みがありつつ、なぜこれまでミドルサイズミニバンでベージュが採用されてこなかったのか?がちょっと不思議に思う所。

先進的なフロントマスクとヘッドライト

フロントヘッドライト周りはこんな感じ。

これまでの日産とは異なる縦型基調の三眼LEDヘッドライトに加え、最上部には水平基調のLEDポジションランプを装備。

そしてヘッドライトとヘッドライトの間には、メッキ加飾の水平基調ガーニッシュを設けることにより、LEDポジションランプとの一体感を演出。

あとはグロスブラック仕上げのVモーショングリルパターンに対し、ノーマルボディだとロアグリルとの間にボディ同色の水平バンパーが設けられるため、この点はハイウェイスターと上手く差別化されているところ(エアロボディのハイウェイスターだと、水平部分のボディ同色バンパーもグロスブラックになる)。

ヘッドライトが点灯すると更に存在感アップ!

こちらがヘッドライト点灯時。

上からLEDポジションランプ・LEDヘッドランプ(ロービーム)が点灯し、3番目の点灯していない部分はハイビームになります。

こうしてヘッドライト点灯時のフロントマスクを見ていくと、更に先進的な顔つきでチルアウト(Chill-Out)コンセプトを彷彿とさせるものがありますね。

新型セレナ(C28)には家族持ちお客さんでごった返していた

ちなみに、この日は家族持ちのお客さんでいっぱいで、とにかく内外装デザインを見るのに一苦労。

日産ディーラーの担当スタッフさんによると、既に多くの方から新型セレナ(C28)の注文・予約が入っているそうで、意外にもガソリンモデルのオーダーが多いそうです。

おそらく先行にて販売されることや、長納期なども考慮して早めに購入しておきたい、というお客さんが多いものと予想される一方で、新開発の排気量1.4L 直列3気筒自然吸気エンジン+シリーズハイブリッドを採用するe-POWERモデルだと、価格帯も319.9万円~479.8万円とミドルサイズミニバンとは思えないほどに価格アップすることもあり、敢えてe-POWERを避けているお客さんも多いそうです。

メーカーオプションの16インチアルミホイール意匠はちょっと微妙?

足もとのアルミホイールはこんな感じ。

メーカーオプションのV字5スポークアルミホイールが装着され、タイヤ銘柄はTOYOTIRES製トランパス(Tranpath)シリーズを履かせています。

もともとXVグレードでは、16インチスチールホイール+樹脂ホイールキャップ付きが標準装備となりますが、こちらのアルミホイールデザインはちょっと賛否が分かれそうなデザインかも…?

C28でも採用されたデュアルバックドア

そしてこちらが、先代C27でも採用されているデュアルバックドア。
※新型セレナ(C28)では、電動パワーバックドアが非採用

上部ハッチガラスの開け閉めは意外と軽く、女性でもスムーズに操作していたのが印象的でした。

なおデュアルバックドアからトランク内にある荷物を取り出す際は、コンパクトなバッグであれば簡単に持ち出しは可能ですが、やはりキャリーケースなどの大きなものになると取り出すのは難しそうです。

デュアルバックドアをオープンにした状態でのリヤビュー。

2列目と3列目シートを倒してフラットな状態にすることで車中泊も便利に。

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