トヨタが2023年1月「1回目」の工場生産・稼働停止計画を公開!「半年近く納期短縮」と言われていたランドクルーザープラドが最大9日間の稼働停止に…新型ノア/ヴォクシーでは不具合の噂?

2023年1月の生産・稼働停止計画では、主にランクルプラドが影響を受けそうだ

トヨタが定期的に公開している工場出荷目途一覧に加え、月1~2回ほど更新している工場生産・稼働停止計画ですが、今回は少し早めとなる2023年1月「1回目」が公開されています。

前回2022年12月の生産・稼働停止計画では、3工場4ラインが停止となり、その影響も重なってトヨタは第2四半期決算発表において920万台に修正したことも明らかに。

そして今回の生産・稼働停止計画においては、2023年1月のグローバル生産台数は70万台程度(国内約20万台、海外約50万台)を見込んでいて、2022年度の通期での生産見通し「920万台」については変更ないとのことです。

この他にも、2022年12月~2023年3月にかけて海外向けから一挙に国内向けに生産が移行されることについてもチェックしていきたいと思います。


2023年1月「1回目」の工場生産・稼働停止計画はこうなっている

それでは早速、トヨタ公式プレスリリースが公表している2023年1月「1回目」となる工場生産・稼働停止スケジュールをチェックしていきましょう。

【2023年1月「1回目」の工場生産・稼働停止スケジュール一覧(全14工場28ライン中 → 2工場2ライン)】

[トヨタ自動車・田原工場・第1ライン]
◇ランドクルーザープラド/4Runner/レクサスGX・・・2023年1月9日(月)、13日(金)、16日(月)、20日(金)、23日(月)、27日(金)の計6日間

[日野・羽村工場・第1ライン]
◇ランドクルーザープラド・・・2023年1月9日(月)、10日(火)、11日(水)、12日(木)、13日(金)、16日(月)、20日(金)、23日(月)、27日(金)の計9日間

以上が2023年1月「1回目」となる工場生産・稼働停止スケジュールとなりますが、工場とライン数が極めて小規模ではあるものの、何れも共通しているのは一部改良版・新型ランドクルーザープラド(Toyota New Land Cruiser Prado)が対象になっていることで、田原工場では最大6日間、日野・羽村工場では最大9日間と、停止日数がかなり多めであること。

しかも2022年12月末~2023年1月初め頃にかけては、年末年始&冬休みの関係で工場も休みになっていると思いますから、その分も含めると日野・羽村工場は最大17日ほど(約半月)は工場稼働停止ということになりますね。

2022年12月~2023年3月は、ランクルプラドなどの主要モデルが大量に生産されるボーナスタイム

なお2022年12月~2023年3月頃にかけては、トヨタの決算期ということもあって、海外市場向けから日本市場向けへと生産がシフトされるため、これまで溜まりに溜まりまくった長納期分の個体を一挙に生産・出荷・ディーラー入庫することになりますが、その対象に主要モデルともいえる新型ハリアー(New Harrier)/RAV4/ランドクルーザープラドが含まれていて、特にランクルプラドに関しては、2023年6月~7月に納車予定といわれていたものが、最大半年近く納期短縮されることとなり、2022年12月~2023年1月頃に一気に短縮されている例も。

一気に納期短縮されることで、予期せぬことも?

ただその一方で、2023年夏頃納車予定の個体が2022年冬頃に一挙に予定が変更されたるため、スタッドレスタイヤホイールの準備をしなければならなかったり、急きょ頭金を準備しなければならなかったり、更には「2022年式になるか2023年式になるか…」など、諸々と予期せぬ事態が起きているため、ディーラーだけでなく納車待ちのユーザーとしても「さすがにちょっと早過ぎないかい?何も準備ができていないよ…」と思うのは無理もないところ。

こうした事態が起きているなかで、今回のランクルプラドの工場稼働停止がどこまで影響するのか、当初の納期予定からどれだけ遅れることになるのかは不明ですが、少なからず当初の計画から3か月以上の短縮 → 工場稼働停止で半月近くの生産・納期遅れ、と右往左往することも考えられるかもしれませんね。

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