トヨタが2022年12月「1回目」の工場生産・稼働停止計画を公開!規模としては小さいながらも新型ハリアー/RAV4/レクサスNXに加え、発売されたばかりの新型RXも停止の対象に

2022年11月の稼働停止に比べると控え目だが、対象となるモデルほとんどが主力

トヨタが定期的に公開している工場出荷目途一覧に加え、月1~2回ほど更新している工場生産・稼働停止計画ですが、今回は2022年12月「1回目」が公開されています。

前回2022年11月の生産・稼働停止計画では、8工場11ラインが停止となり、その影響も重なってトヨタ派、通期生産台数が約970万台を下回る見込みと説明しました。

2022年12月においては、75万台程度(国内約25万台、海外約50万台)を見込んでおり、2022年度の通期生産見通しについては、今後の半導体部品の影響等のリスクを織り込み、第2四半期決算発表において920万台に修正したことも公表済み。

今回の稼働停止による具体的な台数は公表されていませんが、具体的にどういったモデルが対象となるのかチェックしていきましょう。


2022年12月「1回目」の工場生産・稼働停止計画はこうなっている

それでは早速、2022年12月「1回目」となる工場生産・稼働停止スケジュールをチェックしていきましょう。

【2022年12月「1回目」の工場生産・稼働停止スケジュール一覧(全14工場28ライン中 → 3工場4ライン)】

[トヨタ自動車・高岡工場・第2ライン]
◇RAV4/ハリアー・・・2022年12月2(金)、9日(金)の計2日間

[トヨタ自動車・田原工場・第1ライン]
◇ランドクルーザープラド/4Runner/レクサスGX・・・2022年12月1日(木)、2日(金)、9日(金)、16日(金)の計4日間

[トヨタ自動車九州・宮田工場・第1ライン]
◇レクサスNX/NX450h+/ES/UX/UX300e・・・2022年12月28日(水)の1

[トヨタ自動車九州・宮田工場・第2ライン]
◇レクサスES/RX・・・2022年12月28日(水)の1日間

via:Toyota

以上が2022年12月「1回目」となる工場生産・稼働停止スケジュールとなりますが、これまでの規模に比べると控え目な内容である一方、4ライン全てにおいて主要モデルがラインナップされているのもちょっと厄介なところ。

特に長納期化並びに2022年10月度の新車登録・販売台数において異例の1,000台未満となった一部改良版・新型ハリアー(Toyota New Harrier)や、同じく大幅商品改良でハイブリッド並びにPHEVの受注一旦停止となった新型RAV4は2日間の稼働停止。

受注停止並びに長納期化しているランドクルーザープラドが最長4日間の停止

そして2022年8月1日に発売されるも、こちらも即受注停止となった一部改良版・新型ランドクルーザープラド(New Land Cruiser Prado)ですが、こちらは今回の稼働停止期間としては最長の4日間となっています。

これは余談ですが、2023年秋頃にも新たなモデルが登場することは明確ですが、それが一部改良版として登場するのか、マイナーチェンジ版として登場するのか、はたまた全く新たなフルモデルチェンジ版として登場するのかは不明。

2023年~2024年にかけて登場するモデルに関しては関連記事にもまとめていますが、次期プラドの存在も非常に気になるところですし、詳細が明らかになりましたらその都度当ブログにてご紹介できればと思います。

2ページ目:稼働停止の対象となっているレクサス新型NX/RXはどうなる?