ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)NISMOの開発車両をスパイショット?!GT-R R35 Nismoにそっくりなホイールとブレーキキャリパーを装着し、専用フロントバンパーも

日産ディーラーとメーカーとの勉強会でもNISMOに関する話題は挙がっていたようだ

2022年夏頃に発表・発売されるも、同年7月末をもって受注停止となってしまった日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)。

既に2022年夏頃~秋頃にかけては、ディーラーの試乗車・展示車として配備予定だった車両が一般ユーザーに納車され、その後に秋頃~冬頃にかけては日本抽選限定240台のみ販売された特別仕様車Proto Spec(プロトスペック)の生産・出荷・納車が次々進められています。

そして2023年1月頃~夏頃にかけて、いわゆる初回生産枠500台分の標準グレード(ベースグレード/version S/version T/version ST)の生産・出荷・納車が進められる計画になっていますが、ここにきて「2023年(年次改良)モデルからは大幅な値上げが噂されている」「受注再開の予定はない」「NISMOのデビューが噂されている」など様々な情報が展開されています。

こうしたなか、アメリカでは新型フェアレディZ(RZ34)NISMOと思われる開発車両がスパイショットされ大きな話題となっています。


色々と気になるポイントの多い新型フェアレディZ(RZ34)と思われる開発車両

こちらが今回、アメリカ・カリフォルニア州パサデナにてスパイショットされた新型フェアレディZ(RZ34)と思われる開発車両。

どうやら2022年12月14日に突如として登場したモデルのようで、ボディ全体にはカモフラージュラッピングによる分厚い偽装が施され、ボディスタイル自体は特に大きな変化は無いように感じられるものの、version S/version STに装備されるリヤスポイラーらしきものは確認できません(マクドナルド?の紙コップを置くところはアメリカっぽいな…)。

マフラーは従来モデル同様に両サイド1本出しのデュアルエキゾーストパイプがインストールされ、おそらくV37スカイライン400Rと同じマフラーになると予想されます。

あと手前でスマホを持っている男性が、開発車両を運転していたテストドライバーとのことですが、キャップには”NISMO”ロゴが付いていることから、「やはり開発車両も新型フェアレディZ NISMOではないか?」とのコメントが多数。

そして今回の開発車両で一番注目したいのが、足もとのタイヤアルミホイールやブレーキ関連。

2020年モデルのGT-R R35 Nismoに装着されるホイール&ブレンボ製ブレーキキャリパーと同じ?

従来のフェアレディZ(RZ34)では、version S/version STだとフロント対向6ポッドのレッドブレーキキャリパーがインストールされていますが、この開発車両はオレンジのブレンボ製ブレーキキャリパーをインストールしているものと予想されます。

更に足元のアルミホイールは、2020年モデルのGT-R R35 NISMOに装着されるシングル9スポークアルミホイールを装着しているようにも見えますし、タイヤ銘柄もダンロップ(DUNLOP)のロゴが確認できるかと思います。

あとは薄っすらとではありますが、アグレッシブなフロントバンパーにフロントカナードのようなものも確認できますし、従来のフェアレディZ(RZ34)と差別化を図ったデザインを採用している可能性は高そうですね。

ちなみにこちらが、GT-R R35 NISMOに装着されるブレンボ製オレンジブレーキキャリパー。

今回スパイショットされたフェアレディZの開発車両では、GT-Rのように大口径ドリルドブレーキディスクを採用しているかまでは確認できないものの、仮にGT-R R35 NISMOと同じパーツを流用しているのであれば、相当強力なブレーキング性能やハイパワーなスペックを持つことが期待されます。

おそらくパワートレインは、排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンをベースにするものと予想されますが、NISMO独自のチューニングにより最高出力405ps超え/最大トルク475Nm超えも期待できそうです。

そしてこちらが、フェアレディZプロトに装着されるダンロップ製タイヤ。

全く同じタイヤ銘柄かどうかまでは確認できないものの、モデルによってはブリヂストン製ポテンザS001を装着している個体もあるようです。

2ページ目:最も気になる開発車両のフロントマスクも遂にスパイショット!