豪州にてビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)の総受注数が1,200台突破!但し2022年12月時点での納車は僅か84台のみと全体の約7%

ちなみにオーストラリア市場向けに販売された特別仕様車Proto Specの販売数と受注数は未だ不明なまま

2022年夏頃に発表・発売され、オーストラリア市場向けは発売後僅か1か月後で「納期1年以上」とアナウンスされていた日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)。

日本市場向けにおいても、正式な発売から1ヶ月も経過せずに(2022年7月末で)受注停止となり、全国のバックオーダー数は6,000台を突破 → 全ての台数を捌き切るには3年~5年ほどの納期がかかると云われています。

こうしたなか、オーストラリア市場向けとして販売されている新型フェアレディZ(RZ34)が、2022年12月中旬時点での累計受注数が1,200台を突破していたことが明らかとなる一方、特別仕様車プロトスペック(Proto Spec)に関しては「未だ販売台数は不明」なままとなっています。


オーストラリア市場では240台未満での販売の可能性も?

新型フェアレディZの特別仕様車Proto Specの販売台数は、アメリカ市場向けが条件付きで240台のみ、日本市場向けが抽選限定240台のみと非常に少なくも希少性の高い一台ですが、オーストラリアカーメディアDriveの報道によると、オーストラリアは240台未満の販売台数となっている可能性があるそうで、より希少性の高いモデルになるかもしれない?とのこと。

ただProto Specの特徴の一つとして、フロントマスクが初代フェアレディZ(240Z/S30)をモチーフにしていることもあり、240Zに合わせて限定240台の販売としているため、オーストラリア市場も同様の流れで販売されるのではないか?という見方がありましたが、確かによくよく考えてみると、これまで具体的な台数が公表されたことはありませんでした(予約数が500組を超えているという情報はあった)。

しかもオーストラリアでの累計受注数に対して、納車が完了してるのは僅か7%

ちなみにオーストラリア市場では、新型フェアレディZ(RZ34)の累計受注数が1,200台を突破したのに対し、2022年12月中旬時点での納車台数は僅か84台。

これは全体の約7%のみということになりますが、日産オーストラリアのマネージング・ディレクターであるアダム・パターソン氏とのインタビューによると、「現時点でどのタイミングで受注を打ち止めにするかは不明で、1,200台というのはあくまでも現段階での情報であり、今後増え続けるかもしれない」とし、更に加えて「今は納車台数は少ないように見えるが、今後更に生産台数は増え、2023年半ばまでに1,200台以上の台数を全て生産・納車する予定だ」とコメントしています。

オーストラリアでは年間2,400台~2,500台の生産台数になる?

つまり、僅か半年間で1,200台もの新型フェアレディZ(Proto Specも含む)を生産するということは、年間で約2,400台~2,500台もの台数を生産する計算になるわけですが、これが日本市場向けに比べて生産ペースが早いのかどうかは現時点では不明。

2ページ目:日本での新型フェアレディZ(RZ34)の年間生産台数はどれぐらいになる?