遂に来た!フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)とトヨタ新型GRカローラ・モリゾウエディションがドラッグレースバトル!何と両車の車体重量差は僅か「1kg」だった件

エンジンやスペック、駆動方式は異なれど、サーキット志向の国産スポーツカーとしては競合になるのかもしれない

2022年は様々な国産スポーツカーが発表・発売されましたが、その中でもサーキット志向&6速MTのみを搭載するのが、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)と、トヨタ新型GRカローラ(Toyota New GR Corolla)。

何れもエンジンやスペック、ボディサイズは異なるものの、走りの楽しさやサーキットでの刺激的な走りを優先的に考えられたモデルという意味では、近年の国産スポーツカーの中では唯一の競合になるものと考えていて、今回Throttle Houseチャンネルが公開した両車のドラッグレース動画はかなり興味深い内容になっています。

おそらく世界で見ても、この両車でのドラッグレース動画はThrottle Houseが初めてだと思います。


両車の基本スペックをチェックしていこう

ドラッグレース動画を見ていく前に、まずは両車の基本スペックを見ていきましょう。

[トヨタGRカローラ・モリゾウエディション]

・排気量1.6L 直列3気筒ターボチャージャー付エンジン(6速MT)
・最高出力300hp/最大トルク400Nm
・四輪駆動[GR-Four]
・車体重量1,445kg
・価格帯49,990ドル(日本円に換算して約660万円)
・5ドア&2シーター


[ホンダ・シビックタイプR(FL5)]

・排気量2.0L 直列4気筒VTECターボエンジン(6速MT)
・最高出力315hp/最大トルク422Nm
・前輪駆動[FF]
・車体重量1,446kg
・価格帯42,895ドル(日本円に換算して約567万円)
・5ドア&4シーター

今回のドラッグレースでは、GRカローラはCore EditionでもCircuit Editionでもない、特別仕様車モリゾウエディション(MORIZO Edition)を準備。

日本では僅か70台のみの抽選限定モデルで、車両本体価格は7,150,000円(税込み)と強気な価格設定となっています(台数が少ない分、開発費を回収するとなると価格帯が高額になるのは致し方ない)。

一方でシビックタイプR(FL5)は1グレードのみとなりますが、興味深いことにサイズ感やパワートレインは大きく異なるにも関わらず、車体重量は両車僅か1kgしか違わず(駆動方式も影響しているとは思いますが…)、価格帯もFL5の方が安価ということ。

改めてシビックタイプR(FL5)のコスパには驚かされる

シビックタイプR(FL5)の場合、カタログモデルで「受注を受け付けたモデルは可能な限り全て製造する」とのことですが、その分台数も多く出て開発費を回収できる考えなのだと予想。

とはいえ、カタログモデルといえど5ドア&2シーターのハードコアモデルとなるモリゾウエディションに1kg差まで詰め寄るほどの軽量化が施されていることには驚きでした(もっと重量差はあっても不思議ではない)。

ドラッグレースはローンチコントロールとローリングレースの2種類

両車の基本スペックを把握したところで、ここからはようやく両車のドラッグレースバトルへ!

まさかこんなにも早く日本を代表するスポーツカーの並びを見ることができるとは…

ちなみにドラッグレースでの評価方法は、0-400mの距離を「停車状態からフル加速」するローンチコントロール方式と、「一定速度から一気にフル加速」するローリングレース方式の2種類。

2ページ目:新型GRカローラとシビックタイプR(FL5)ではどちらが速い?