フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスの先行予約は好調のようだ!販売店によっては受注一旦停止となり、2023年開始早々に注文枠を増やして受注再開しているところも?

新型プリウスの予約状況は、販売エリアや販売チャネルによっては大きな差が出ている?

2023年1月10日に発表・発売予定となっているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)。

2022年12月末にグレード別価格帯やメーカーオプションなどが明らかとなり、一部ディーラー(販売店)では早期的に見積もり作成が可能 → 先行予約を進めている状態です。

前回のブログでもお伝えした通り、やはり最も人気なのは上位グレードの排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+新世代ハイブリッドを組み合わせた2.0L HEVモデルで、一方で排気量1.8L 直列4気筒自然吸気エンジン+新世代ハイブリッドを組み合わせた1.8L HEVモデルは、法人専売&KINTO(キント)専売だったりで売れ行きは”まずまず”といったところ。

具体的に2.0L HEVではどのようなグレードが人気で、どのようなオプションが多く選ばれているのか、そしてどのボディカラーが人気なのかは、関連記事にもまとめていますので参考にしていただけますと幸いです。

そして販売店によっては、すでに2022年12月末の先行予約時点で「予想以上の予約が入ったため受注一旦停止」としているところもあるそうですが、反対に「予約・注文枠はまだまだ残っている」といった販売店もあるなど、エリアなどによって状況は大きく異なるようです。


先行予約の多い販売チャネルでは「注文枠を増やしている」ところも

私がいつもお世話になっているトヨタディーラー複数社にて取材させていただいところ、まず1店舗目では、2022年12月末時点で「2023年の予定注文枠は既に予約で埋まった」とのことから、受注を一旦停止していたのですが、2023年1月に入ってから販売本部との交渉の結果、「数台程度の注文枠を増やして頂いた」とのことで、しかしこれらの増枠分もすぐに埋まってしまったとのこと。

2店舗目に関しては、他の販売店に比べてスタートが遅くなり、2023年1月の仕事始めにグレード別価格帯やメーカーオプション、見積もり作成が可能 → 先行予約を受け付けましたが、こちらも2023年分は予約で埋まってしまっている状況なのだとか。

販売店によっては注文順を抽選で決めるところも

ちなみにこの2店舗目の販売店は、先着順で注文を受け付けるのではなく「注文順をくじ引きで決めるランダム方式」をとっているとのことで(販売店内では抽選方式と呼んでいる模様)、必ずしも先行予約初日の1番最初に予約をしたからといって1番目に納車されるということではなく、くじ引きによっては「2023年枠の1番最後」もしくは「2023年内に納車されない」ということもあるそうです。

つまりは、2023年1月~2月の生産枠が5台ほど、同年3月~4月の生産枠が10台ほど、同年4月~7月が20台ほどの生産枠が設けられたとして、くじ引きによっては「1月~2月の枠」に当選する可能性もあれば、「4月~7月の枠」に当選、最悪の場合は落選ということも考えられるそうです。

販売店側も時代の変化に合わせて売り方を変えている?

何とも厳しい販売方式ではありますが、販売店によれば、新型ランドクルーザー300(New Land Cruiser 300)での度重なる転売・輸出の横行もあったことから、販売店のトップが「2023年から販売される新車・新型車は先着順ではなく抽選にする」と決めたとのこと。

もちろん、これはあくまでも一部の販売店に限った話であり、全ての販売店で起こっていることではないので参考程度に見て頂けるとありがたいのですが、別の見方をすれば、販売店側も時代にあわせて売り方を変え、「付き合いが長いから…」「あのお客さんはたくさん車を買ってくれてるから…」という理由で贔屓目に見る考えを改めようとし、公平性を持たせているのかもしれません。

2ページ目:注文枠を追加してもすぐに受注一旦停止になるところもあれば、「注文枠が余っている」ところも?