フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスの実車を見てきた!第一印象は「数字以上に車高低い!」あまりの低さに高齢男性が後席から降りられず…

2023-01-15

発表・発売されたばかりの新型車とはいえ、ここまで多くのお客さんが新型プリウスに興味を示すとは…

2023年1月10日に発表・発売されたばかりとなるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)。

発売以前から既に多くの予約が入り、納期も1年以上もしくは2023年分の注文枠が埋まってしまい、一時的に受注停止となっているディーラーも少なくはありません。

そんな発売前から大人気の新型プリウスですが、遅ればせながら実車を拝見してきましたので、第一印象にて感じたことをいくつかまとめていきたいと思います。

実車が展示されている会場では、幅広い層の方々が新型プリウスに興味を示していて、カタログや見積もりを取得している方も非常に多かったように感じられます。


展示されていたのはプラチナホワイトパールの2.0L HEV Zグレード[E-Four]

こちらが今回展示されていた新型プリウス。

グレードは排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用する2.0L HEVモデルの上位グレードZ[E-Four]。

そしてボディカラーは、私がお世話になっているトヨタディーラーで最も人気の高いプラチナホワイトパールマイカ。

早速実車を拝見しての第一印象としては「すんごい低いな」というもので、周りの方々も「これセダン(多分先代クラウンとかカムリ?)の車よりも低いんじゃない?」「これ本当にプリウスなの?」「何かテスラみたいで近未来的だね」など、新型プリウスのファーストインパクトはかなり大きめ。

ボディサイズは全長4,600mm×全幅1,780mm×全高1,430mm、ホイールベース2,750mmとなっていますが、膨張色であるホワイトの影響もあってなのか、更にワイド&ローで大きく見えます。

こちらがハザード点灯時のプリウス。

ハンマーヘッドのアグレッシブなデザイン言語に加え、LEDデイライトが反転するデザインも中々にクール。

特に今回のモデルは、フロントマスクや寝かせ気味のAピラー、そして絶壁以上のフロントバンパーデザインのインパクトが相当強いため、「今までのプリウスとは違う」と思い込んでしまうものの、改めて伸びやかなハッチバックのシルエットや、ピュアEVチックなフロントバンパーデザインを見てみると、先代プリウスを踏襲しているところも非常に多く見られました。

ハンマーヘッドのデザイン言語は、フェラーリに近いものを感じるが…?

とはいえ、ここまで大胆にピュアEVのようなクリーンなデザインを採用しつつ、スリットが入ったかのようなアッパーグリルと深さを持たせたヘッドライトレンズはプリウスとは思えず、特にヘッドライト周りのハンマーヘッドデザインはフェラーリSF90ストラダーレ(Ferrari SF90 Stradale)のようにも見えたり。

ちなみにこちらが、SF90ストラダーレのヘッドライト周り。

あくまでもヘッドライト周りの細部に限った話にはなるものの、まさかトヨタの主要モデルがフェラーリっぽい目つきになるとは予想もしていませんでしたし、それだけトヨタも視野を広げて進化し続け、日本だけでなく海外を意識したデザイン言語を取り入れる姿勢を示しているのかもしれません。

車高があまりにも低すぎて、高齢男性が後席から降りることができず

それにしても…この日は本当に人の出入りが多く、新型プリウスを目的に見に来られた方も多かったです。

特に20代~30代の若者が圧倒的に多く、「これの黒が見たかった!」「やっぱ実車で見た方がカッコいいな」「早めに予約しといて良かったよ。もう納期1年半以上みたいだし」といった声も聞こえてくるほど。

もちろん、若者だけでなく50代以上の年齢層高めの方も実車を見に来ていて、運転席や助手席はもちろんのこと、後席への乗り降りがかなり大変そうでしたし、「すみません、ちょっと手を貸してください」と声をかけられ、腰の悪い方だとあまりにも低く過ぎて降りることが難しいかもしれませんね。

ちなみに内装篇に関しては、後日別の記事でも紹介予定ですが、運転席のアイポイントはとにかく低く、ハッチバックに乗っているというよりも、GR86といったスポーツカーやクーペ系に座っているような感覚になります。

ピラーマウント式ドアハンドル周りは傷だらけ

あと個人的に気になっていたピラーマウント式のリヤドア(スイッチ式)ハンドルですが、画像では分かりにくいものの、スイッチとは異なる背面部分に多くの爪痕が確認できたため、納車直後に樹脂モール専用のコーティングを施工しておかないと、すぐに傷が深くなってしまう恐れも。

ドアハンドルプロテクターのようなモノがあれば良いのですが、やたらピラーマウント式ドアハンドル周りだけ傷が目立っていたのが非常に残念でした。

2ページ目:新型プリウスのラゲッジは思った以上に深めで荷物の出し入れがし辛そう?