フルモデルチェンジ版・フォード新型マスタングGTやGMCハマーEV SUV、そして1,000馬力に改造されたフェラーリF40が競売に登場!F40は驚愕の約3.8億円にて高額落札

(続き)バレットジャクソン・スコッツデールオークション2023にて出品されたモデルたちを見ていこう

出品車両②:量産車第一号の新型GMCハマーEV SUV

続いては、カタログモデルの生産第一号(VIN 001)となるSUVスタイルの新型GMCハマーEV Edition 1。

こちらもバレットジャクソン・スコッツデールオークション2023にて出品され、最終落札価格は500,000ドル(日本円に換算して約6,500万円)となりました。

SUVスタイルのGMCハマーEVといえども、フォルム自体はピックアップトラックにほぼ似ていて、駆動方式は四輪駆動[AWD]、システム総出力830hpを発揮、800Vのバッテリー容量を搭載、そして従来のピックアップトラックよりも229mm短いホイールベースを採用することで、より使い勝手の良いSUVを実現しているとのこと。

ちなみに、今回このモデルの落札で得られた収益金は、慈善団体のTread Lightlyへと全額寄付され、同団体のエグゼクティブディレクターであるマット・コールドウェル氏も「今回オークションにて得られた資金は、全国各地で多数のトレイル修復プロジェクトと教育プログラムが可能になります。 これらのプロジェクトは、すべての人のために「冒険を守る」ために取り組んでいる私たちの活動の心臓部です」と説明しています。


出品車両③:量産車第一号のフォード新型マスタングGT

最後は、2022年10月に発表されたばかりのフルモデルチェンジ版・フォード新型マスタング(Ford New Mustang)も同オークションにて出品・落札されました。

今回出品されたのは、カタログモデル&生産第一号のマスタングGTで、パワートレインは排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力480hpを発揮するピュアスポーツモデル。

落札額としては490,000ドル(日本円に換算して約6,380万円)でしたが、今回はチャリティーオークションということもあり、更なる追加寄付の関係で最終落札額は565,000ドル(日本円に換算して約7,360万円)となりました。

今回の落札額ですが、2019年に同オークションにて出品されたマスタングブリットの300,000ドル(日本円に換算して約3,900万円)を優に上回っていて、2020年に出品されたマスタング・シェルビーGT500の110万ドル(日本円に換算して約1.4億円)の半分位となります。

落札にて得られた収益金は、若年性糖尿病研究財団として知られているJDRFに全額寄付されるとのことで、糖尿病の研究資金として活用されるそうです。

グレード別価格帯も明らかになっていないマスタングGTが6,000万円以上にて落札されるのは、チャリティーオークションイベントのお陰

ちなみに、今回落札された新型マスタングGTですが、実はまだ具体的なグレード別価格帯を発表しておらず、一般ユーザーにも納車されていない未発売モデル。

新たに改良されたV8エンジンを搭載するだけでなく、ストラットタワーブレースやリミテッドスリップディファレンシャル(LSD)、ブレンボ製ブレーキ、サポートエンジン・オイルクーラーを含むパフォーマンスパックを搭載し、 マグネライドアクティブサスペンションやレカロシートも装備されています。

パフォーマンスとは別に、12.4インチのフルデジタルインストルメントクラスターや13.2インチのインフォテインメントシステムを搭載することで先進性をアップデートし、より高品質な素材とミニマリストのスイッチギアを備えたインテリアを提供しています。

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Reference:CARBUZZ, CARSCOOPS①