一体いくらになるんだ…希少なミッドナイトパープルの日産スカイラインGT-R R34 V-Specが競売に出品!走行距離は15万km超えながらも、既に2,000万円以上の価値が付いているようだ
スカイラインGT-Rは、スポーツカーというよりも芸術品の域に達している
日本製(JDM)スポーツカーのなかでも、圧倒的な人気と価値を持つのが日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)。
そのなかでもR34シリーズは、スポーツカーというよりも芸術品の域に達していて、新車価格よりも10倍近い価値を持つほど。
その理由も映画「ワイルド・スピード」にて、ブライアン・オコナー役であるポール・ウォーカー氏が乗っていたからだと考えられ、海外のみならず、日本国内の中古車市場やオークション市場では5,000万円以上にて取引されるほど。
そして今回、海外のオークションサイトBring A Trailerにて出品されている1999年式スカイラインGT-R R34 V-Specが出品されているわけですが、走行距離もそこそこ伸びているにも関わらず、中古スーパーカーが購入できるレベルまで高騰しています。
僅か282台しか製造されなかった希少なミッドナイトパープルⅡのスカイラインGT-R R34 V-Spec
こちらが今回、海外オークションサイトBring A Trailerにて出品されているスカイラインGT-R R34 V-Spec。
年式としては1999年式で、シャシーナンバーは「BNR34002623」、そしてボディカラーは僅か282台しか製造されなかったミッドナイトパープルⅡとのこと。
ミッドナイトパープルといえば、スカイラインGT-Rシリーズで3種類のバリエーションがラインナップされ、その後にGT-R R35 T-SpecやピュアEVクロスオーバーのアリア(New Ariya)、V37スカイライン、ノートオーラ(New Note Aura)にも現代版として新しくラインナップされました。
ただミッドナイトパープルⅡに限っては、そういったバリエーションの中でも最も希少とされていて、このボディカラーだけで相当なプレミア価値が付いているようです。
改めてスカイラインGT-R R34 V-Specを見ていきましょう。
このモデルの名称にもある「V-Spec」は、”Victory Specification”の略であり、最初にこのグレード名称が導入されたのはR32シリーズから。
FIAグループAおよび、グループNレースでの日産の勝利を祝うために導入されたV-Specですが、採用されているパーツとしては、専用エアロパーツによるアグレッシブなエクステリアと特別に調整されたスポーツサスペンション。
特にフロントスプリッターやキセノンヘッドライト、アルミフード、サイドマーカーランプ、リアウィンドウワイパー、カーボンファイバー製リアディフューザー、そして巨大なリアウィングが特徴的で、従来のR34と差別化されているところでもあります。
最高出力は自主規制いっぱいの280馬力とのことだが…?
パワートレインは、排気量2.6L RB26DETT型直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、日本の自主規制により280hpに抑えられていたとのことですが、実際のところシャシダイに載せてみて馬力評価してみたところ320hp以上のパワーを発揮していたとの情報も。
トランスミッションは6速MTのみで、リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)を備えたATTESA四輪駆動システムを搭載。
この他の装備内容は以下の通り。
◇スーパーHICASリアステアリング
◇ブレンボ製ディスクブレーキ
◇18インチ鍛造ホイール
◇ファクトリーエアロパッケージ
◇デジタルゲージポッド
◇自動温度調節
◇Kenwood製カロッツェリアタッチスクリーンヘッドユニット