ランボルギーニがまさかのサプライズ!正真正銘最後のV12 NAエンジンを搭載したワンオフモデル・新型インヴェンシブル(Invensible)/オーテンティカ(Autentica)を世界初公開!歴代限定モデルをモチーフ
まさにランボルギーニの歴代限定モデルの集大成がここに降臨
ランボルギーニは2021年7月、アヴェンタドールシリーズ(Lamborghini Aventador)最後の限定モデルとなるアヴェンタドールウルティメ(New Aventador Ultimae)を発表・発売し、これをもってV型12気筒自然吸気エンジンのみとなるガソリンエンジンモデルの販売にピリオドを打っていたはずですが、何と2023年2月6日にサプライズとして究極のワンオフモデルを2車種世界初公開しました。
2023年3月末にV12ハイブリッドモデルが発表される前に、ランボルギーニは正真正銘「最後のV12 NAモデル」となる新型インヴェンシブル(New Invencible)と新型オーテンティカ(New Autentica)を発表。
それぞれ名称が異なりますが、前車がクーペモデルで、後者がロードスターモデルとなるものの、それぞれベースはアヴェンタドールながらも、モチーフにしているデザインが歴代の限定V12/V10モデルとなっています。
まずはクーペタイプの新型インヴェンシブル/インベンシブルを見ていこう
まずはクーペモデルの新型インヴェンシブルから見ていきましょう。
このモデルの名称は、スペイン語で「無敵」を意味していて、プラットフォームはアヴェンタドールをベースにしています。
フロントマスクを見ていくと、ランボルギーニが過去にムルシエラゴ(Murcielago)をベースにし、世界限定20台のみ販売したレヴェントン(Reventon)のスタイリングキューをモチーフにしているとのことで、攻撃力の高そうなフロントノーズはもちろんのこと、まるで戦闘機のようなプレスラインが何とも印象的。
リヤビューは結構クセがありそうだな…
リヤビューも何やらとんでもないデザインになっていますが、ハニカムデザインの3灯式テールランプのレイアウトと、センター3本出しのハニカム形状のエキゾーストフィニッシャーのレイアウトを共通にしてきたところはユニークですが、シアンFKP37(Sian)や新型カウンタック(New Countach LPI 800-4)の横に連なるハニカムテールランプに比べると賛否が大きく分かれそうなデザインですね。
このアグレッシブなデザインが何とも溜まりませんが、どことなく世界限定3台のみ販売されたアヴェンタドールベースの特別モデル・ヴェネーノ(Veneno)にも似ていたり(ガラスルーフは新型カウンタックがモチーフ?)。
おまけにリヤウィングのステー部分の肉抜きもハニカム形状ととてつもない拘りですが、その分ワンオフモデルなのでカスタマイズ費用もとんでもなさそう…
リヤエンジンフード周りはセストエレメントをモチーフに…
リヤエンジンフード周りを見ていくと、ハニカム形状のダクトのような穴が計12個空けられていますが、これもV型12気筒エンジンを意味していて、ランボルギーニが過去にガヤルド(Gallardo)ベースで世界限定20台のみ販売したサーキットモデル・セストエレメント(Sesto Elemento)をモチーフにしています。
新型インヴェンシブルは、見た目のエクストリームさだけでなく、セストエレメントの軽さや頑丈さに敬意を表しているため、従来のアヴェンタドールよりも軽量化に成功しているとのことですが、具体的にどれだけ軽量化されているかは不明。
内装もアヴェンタドールウルティメをベースにしているが…?
内装は非常にシンプルなアヴェンタドールをベースとし、ボディカラーと同じレッドを基調にしつつブラックの差し色を加味したデュアルトーンタイプ。
別の角度から見ていくとこんな感じ。
エアコンの吹き出し口ももちろんハニカム形状ですが、センターインパネに設けられているはずのスクリーンが無く、代わりにスマホの仮置きスペースになっていますね。