オーナーは要チェック!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア/ヴォクシーの純正リヤロアバンパーが変形する恐れ。既に複数の不具合報告が販売店に入っているようだ
どうやら雪が付着した際の重みで変形しているとのこと
2022年1月に発売され、本格的にユーザー向けの納車がスタートしたのが同年3月頃だったと記憶しているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)。
販売店の試乗車・展示車といったデモカーや、ユーザー向け車両を含めての累計販売・登録台数は12.7万台を突破している大人気モデルです。
既に納車されている方は、2022年12月~2023年2月にかけて初めての冬を迎えるのではないかと思いますが、早くもこのモデルにて「冬特有の不具合」が多数発生しているとのこと。
具体的には、リヤロアバンパーの内側が雪の重みによる影響で”めくれた”状態になっているとのことです。
リヤロアバンパーのどのあたりが変形しているのかチェックしていこう
早速注目してほしいポイントを見ていきましょう。
上の画像の赤丸部分にある、リヤロアバンパーの両サイドで、このロアバンパーを内側に向けて折り曲げている状態なのですが、この折り曲げた部分がテンションフリーのため、雪などが付着した際の重み(自重)で変形し、めくれたような症状が起きています。
実際に雪などの重みで変形した新型ノアのリヤロアバンパー
こちらが実際に変形した新型ノアのリヤロアバンパー部分。
※Twitter ID:@MAKIej20様より引用
内側に折り曲げられたボルト締めの部分が、雪の重みで下側に90度近く曲がって変形してしまい、ボルト締め部分が丸見えになっているのが確認できるかと思います。
ちなみにこの不具合、私がいつもお世話になっているトヨタディーラーにも確認してみたところ、どうやら同様の不具合報告が10件以上入っているそうで、全国規模でみたら数千台~数万台レベルの不具合が報告されている可能性が高そう。
ロアバンパーが下り曲がるとどのような問題が発生するの?
おそらく降雪エリアを中心にこのような問題が発生しているのではないかと予想されますが、上の画像のように折り曲げられた状態で走行を続けるとどのような問題が起きるのか?が気になるところ。
画像でもお分かりの通り、下側に変形したことで最低地上高が更に低くなるため、特に積雪量が多い所となると、雪をひっかけながら走行することになるため、その際の負荷でリヤロアバンパーごと外れてしまう恐れがあるんですね。
もしも走行中にリヤロアバンパーが外れ、後続車両に接触するようなことを考えたら…決して安心して乗れるようなクルマでは無いですから、一刻も早くトヨタ側は対策品を作る必要があるわけです。
最近トヨタの製品不良が目立つな…
ちなみに私の新型ヴォクシー・ハイブリッドS-Zには、スタッドレスタイヤを履かせていないため降雪時の走行も行っておらず、リヤロアバンパー周りに雪が付着していないことを確認しているため、今回のような不具合は発生していません。
エアロパーツを装着しているならまだしも、純正フルノーマルのリヤロアバンパーでこのような不具合が多数発生していることを聞くと、中々安心して乗ることは難しくそう(過去に新型ハリアーのモデリスタエアロを装着して、純正バンパーが下がるという不具合も多数報告されていた)。