オーナーは要チェック!フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ノア/ヴォクシーの純正リヤロアバンパーが変形する恐れ。既に複数の不具合報告が販売店に入っているようだ

トヨタ新型ノア/ヴォクシーのロアバンパー変形はリコール?改善対策?

引き続き、トヨタ新型ノア/ヴォクシーのリヤロアバンパーの変形に関する不具合をチェックしていきましょう。

仮に今回の不具合が国道交通省に届け出された場合、自車もしくは他車、歩行者などに危害を加える恐れがあるとしてリコールを届け出ることになるのか、それとも改善対策として届け出されるのかは不明ですが、先述にもある通り既に12.7万台もの車両が日本全国に納車されていることを考えると、12.7万台もの対策品に交換する必要があるわけですから、整備士含む販売店側もかなり大変な想いをするのではないかと予想されます。

参考までに、リコールや改善対策、サービスキャンペーンの違いについては以下の通り

【リコール/改善対策/サービスキャンペーンの違い】

◇リコール
その不具合が原因で道路運送車両の保安基準に適合していない又は適合しなくなるおそれがある状態。放置しておいたら重大な事故に繋がる可能性があり(エンストや火災など)。

◇改善対策
道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全の確保及び環境の保全上看過できない状態(排ガスや動作不良)。

◇サービスキャンペーン
上記には該当せず、その不具合が原因で品質上の問題など不快な思いをする可能性がある状態。放置しておいても、不快な思いはするが、重大な事故等の危険に繋がる事はない。従って、キャンペーンは放置しても特に問題はない。(車検も通り、壊れるような箇所ではない)

via:Suzuki

工業製品である以上、何かしらの不具合やトラブルが起こることは重々承知しているものの、今回のようなロアバンパーの変形は、発売前のテスト走行の段階で気付けなかったのか?という疑問も。

2021年秋頃から冬頃にかけて、中部地方を中心に開発車両が何度もスパイショットされた新型ノア/ヴォクシーですが、雪国でのテスト走行は必須だと思いますし、テスト走行後は下回りやボディパネルの耐久性などもチェックしているのではないか?と考えるのは自然なことだと思います。


新型ノア/ヴォクシーでは過去にも別の不具合が報告されている

via:Twitter

既にお気づきの方も多いとは思いますが、新型ノア/ヴォクシーでは以前にもメーカーオプション「ユニバーサルステップ」の不具合も報告されていて、上から荷重をかけた際の耐荷重性能は100kgとなっているものの(撓みやすいのが気になりますが…)、子供などが誤って下から蹴り上げた際に簡単にフレームなどが破損してしまうんですね。

via:Twitter

誤って蹴り上げるだけでユニバーサルステップのフレームが破損するということは、その影響で子供の足もケガする恐れがあるわけで、更にはこの状態でスライドドアを閉じると更に損傷する恐れもあります。

先述にもある通り、上から下にかけての荷重による変形や撓みは若干あるものの、反対に下から上にかけての小さな持ち上げる力となると、フレーム周りを中心に大きく変形するため、強度などを考えると「これって大丈夫なのかな…」と考えるところ。

このユニバーサルステップの破損報告なども決して少なくはなく、特に子供が乗降りするようなシーンが多いと、なおのこと破損する確率は高いのではないかと予想されます。

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