フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウス納車後”初”の高速道路インプレッション!「19インチタイヤでも28km/L以上の低燃費」「ドライバー登録とゲストの設定を共通に!」

デザイン全振りかと思いきや、実は走りや乗り心地、燃費性能も上手く両立したモデルだった

2023年2月に私に納車されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)2.0L HEV Z[2WD]。

走行距離はまだ300km近くとそこまで走られてはいないものの、これまで本モデルの機能性や燃費、給油方法、ガソリン代などを細かくご紹介してきました。

今回は、高速道路にて走らせてのドライブフィールや実燃費情報、そして納車後に注意してほしいポイントをいくつか紹介していきたいと思います。


新型プリウスにて納車後”初”の高速道路へ!

早速、新型プリウスにて高速道路へ。

既に一般道では、排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムによる力強い加速はもちろんのこと、車高の低さと着座位置の低さによって体感的にも”より速く”走っているかのようにも感じられたわけですが、高速道路でもその感覚は変わらず、合流地点の加速から既に速さが感じられるほど。

ただその一方で、一般道含めてエンジンが始動する割合は比較的多いようにも感じられ、(冬場でバッテリー消費も多いからなのか?)2.0リッター直4ダイナミックフォースエンジンの音が大きく、遮音性がそこまで高くない?というのも影響しているのかもしれません。

普段私が運転している、1.8リッター直4エンジン+新世代ハイブリッドの新型ヴォクシー(New Voxy)ハイブリッドS-Zや、1.5リッター直3ダイナミックフォースエンジン+ハイブリッドの新型シエンタ(New Sienta)ハイブリッドZに比べると、車内に入り込んでくるエンジン音は小さめですが、期待している以上の「静かさ」というのはあまり感じられないのが正直なところ。

速さとサウンド、燃費を両立してきたエコスポーツカー?

もちろん、アクセルを踏み込んだ分だけエンジンが唸るというのは当然と言えば当然ですが、それ以上にスポーツカーのように「うわっ、はっや!」と思わせてくれる力強い加速の影響もあって、考え方によって「これだけパワフルに走らせても低燃費なのか…」という不思議なギャップに魅了されるのも、新型プリウス2.0L HEVの大きな特徴の一つなのかもしれません。

19インチタイヤを履かせての乗り心地やロードノイズは?

ちなみに、プリウスHEVの高速道路での加速性能において不満はほとんど感じられず、周りの流れにあわせて高速巡航できるよう快適にクルージングできているのもグッド。

そして、当初懸念していた19インチタイヤのフィーリングや乗り心地、ロードノイズについてもチェック。

この日は路面がウェットな状態でしたが、実際に高速道路にて走らせてみると19インチの大口径アルミホイール+195/50 R19インチ極細タイヤでも、加速時のスピンやふらつきは感じられず、轍を通過する際にハンドルが持っていかれるような場面はあまり無かったように感じられます。

ただし、それ以上に気になったのはロードノイズで、高速道路のようにしっかりと舗装されたキレイな道であればノイズはほとんど気にならないものの、ちょっと路面が荒れていたり、高速道路から降りた時のマイナーロード(県道など)を走行したときのロードノイズ、そしてステアリングにまで伝わってくるほど振動のギャップが大きく、この点は先代の小口径&高扁平タイヤが羨ましく感じるところ。

とはいえ、乗り心地についてはそこまでコツコツもしくはゴツゴツとした突き上げや違和感は無いため、今のところ不満は無し(今後様々な路面を走らせたときに不満は出てくるかもしれない?)。

タイヤが細く接地面が少ないからか、転がり抵抗を最小限に抑えているため、19インチタイヤアルミホイールを履かせている割には、コーナーを通過するときのザラつく音や振動は少なかったように感じられます。

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