トヨタが2023年3月「1回目」となる工場出荷目途一覧を更新!新型ハリアー/RAV4/ランクルプラドなどは短縮傾向だが、新型プリウスは「最大2年」と延び延びに

一部の新型車を除き、トヨタの主要モデルは大幅に納期短縮傾向に?

先程の通り、トヨタのラインナップモデルの多くが納期短縮の傾向にあり、特にグローバルモデルの新型ハリアーやRAV4、ランドクルーザープラドに関しては、先行予約組を対象に2022年夏~秋頃の時点で「納期1年~2年」と云われていたものの、2023年2月に入ってからは、国内市場向けへと振り分けがシフトされて「納期2か月~3か月ほど」に短縮されるなど、当初の予定とは異なる想定外の早さに。

ただ、この国内市場向けの生産強化がいつまで続くかもわからず、あくまでも2023年3月末までの決算期に向けての調整とも云われていますから、もしかすると同年4月以降からは生産が落ち着く?ということも考えられるかもしれませんね。


新型プリウスは2024年分の振り分け台数が増加するも、2023年の納期は特に変化せず?

一方で発売直後から既に「納期1年以上」となっている新型プリウス(New Prius)ですが、こちらはグレードによって一般販売・サブスクリプションサービスKINTO(キント)専売・法人専売などの様々な販売方式が採用されているため、これらをまとめての工場出荷目途を展開することが難しいことから「詳しくは販売店にお問い合わせください」と表記しているのだと予想されます。

ちなみにこのモデル、千葉トヨペットが毎週定期的に更新している最新納期情報一覧を参考にすると、2023年3月4日時点で以下の通り。

[プリウス]

・ハイブリッド/2.0L G/納期予定:2024年6月下旬以降

・ハイブリッド/2.0L Z/納期予定:2024年7月下旬以降

・ハイブリッド/2.0L Z:パノラマルーフ選択時/納期予定:2024年8月下旬以降

・ハイブリッド/1.8L/納期予定:2023年12月上旬以降


[プリウスPHEV]

・PHEV/Zソーラー充電システム有り/納期予定:2025年5月以降

・PHEV/Zソーラー充電システム無し/納期予定:2024年2月下旬以降

上の一覧にもある通り、最も売れ筋となるプリウス2.0L HEVで2024年8月以降(1年5か月以上)、法人グレードやサブスクKINTO対応のグレードでも2023年12月以降(9月以上)、そしてプラグインハイブリッドモデルのプリウスPHEVで、最も遅くて2025年5月以降(2年2月以上)ですから、プリウスも気が付けば「買いたくても買えない車」になっています。

via:Spyder7

私がいつもお世話になっているトヨタディーラーの情報だと、2024年の受注受付け枠は引き続き増加している新型プリウスですが、一方でバックオーダーも多く抱えているとのことで、一部モデルに関してはまだまだ厳しい状況が続きそうですし、今後販売されるであろう新型アルファード/ヴェルファイアやランドクルーザー70、ランドクルーザー250も、発売直後から「納期1年以上」が当たり前になってしまうかもしれませんね。

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