何となく予想はしてたが…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスのAピラーが想像以上に邪魔。ホンダ新型シビックタイプR(FL5)や日産フェアレディZ(RZ34)よりも見晴らしが悪い件

デザイン全振りでスポーツカーのような見た目なのは素晴らしいが、本物のスポーツカーよりも視界が宜しくないとは…

2023年2月に私に納車されてもうすぐ1か月が経過しようとしているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)2.0L HEV Z[2WD]

内外装デザインから走りなどの満足度は非常に高く、特にデザインはスポーツカーのような見た目で、後席の快適性よりも見た目に全力をかけたトヨタの大胆さには尊敬するばかりですが、一方でやっぱり気になるのは運転席からの見晴らしの悪さ。

これはあくまでも私個人の意見になるため、人によっては印象が異なる可能性もあるので、あくまでも参考程度に見ていただけますと幸いです。


見晴らしの悪さが起因して事故にならなければ良いのだが…

私に納車されて僅か1か月ほどですが、ほぼ毎日乗って普段使いしてみたところ、改めて感じたのは寝かせすぎ&太過ぎなAピラー部分。

60系新型プリウスでは、先代50系と比較して全高-40mmも低くなっているため、これによりAピラーが大きく寝かせられてスポーツカーのような伸びやかなボディラインを獲得。

これにより、上述のようにハイブリッドカーであっても見た目がカッコ良くなり、若者ウケしそうなハンマーヘッドの新デザイン言語が手伝って購入意欲を掻き立てる一台に仕上がっているわけですが、一方で運転席に座ったときのフロントウィンドウとAピラーの寝かせ具合、そしてAピラーの太さが起因して見晴らしが宜しくないんですね。

交差点やT字路では、Aピラーが邪魔で走行車が見えないときも

特に助手席側のAピラーが厄介で、T字路で右折する際にAピラーが視界の邪魔になり、向こうから手前に向かってくる車とカブってしまうため、上半身の姿勢を色々と崩しつつ、更には反対車線においては再度姿勢を変えて確認しなければならないため、より一層の注意力を持って運転する必要があります(そういった意味では自身の危機意識と安全意識を高めてくれる設計と考えるのもアリかもしれない)。

とはいえ、最近の国産スポーツカーよりも見晴らしが宜しくないとは…

実はこのあと、他に所有するホンダ新型シビックタイプR(Honda New Civici Type R, FL5)と日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)もそれぞれ走らせたのですが、ちょっと不思議に感じたのは「両車ともに新型プリウスよりも運転席からの視界・見晴らしが良かったということ」。

ルームミラーから見る後方視界は、どちらもプリウスのデジタルインナーミラーに比べたら見づらいですが、運転席からの見晴らしはもちろんのこと、Aピラーがそこまで長くないので、特に交差点にて左右の視界を妨げるようなことはほとんど無かったんですね。

2ページ目:3車の中で最も見晴らしが良いのはアノ車だった?!