みんなスポーツカー好きなのね!ドンカーブート新型F22が世界限定75台で発売後に即完売!更に+25台増産決定で世界限定100台となり、納期は最大で「約2年」

あのスパルタン仕様のドンカーブートF22は、既に生産が始まっていて、一人目のオーナーに納車済み

2022年12月、オランドの自動車メーカー・ドンカーブートが、世界限定75台のみとなる新型F22(Donkervoort New F22)を発表・発売しましたが、何とこのモデルが、僅か1か月足らずで75台全て完売したことを明らかにしました。

今回、ドンカーブートがニュースリリースで新たに発表したのは、幅広いスポーツカーファンの要望に応え「更に+25台増産することを決めた。世界限定100台のみのスペシャルモデルとして生産する」とのこと。

ドンカーブート曰く、既に本モデルの生産は本格化しており、記念すべき1台目はオーナーに納車しているとのことです。


100台全てを生産するには、2025年半ばまでかかる模様(納期としては約2年)

こちらがドンカーブート新型F22のエクステリア。

オープンホイールを採用したスパルタン仕様のスポーツモデルで、リヤアクスル真上にキャビンが設けられた刺激的なロングノーズ・ショートデッキスタイル。

F22車名の由来は、2022年初め頃に生まれたドンカーブート・マネージングディレクターであるデニス・ドンカーブート氏の娘の名前が「フィリッパ(Filippa)」であることから、その娘の名前のイニシャルからとったものになるそうです。

どの国からオーダーが入っている?

ちなみにこのF22、先程のデニス・ドンカーブート氏によれば「オーダーが入っている大部分が西ヨーロッパからのもので、それ以外にも北米やアラブ首長国連邦(UAE)、イギリス、南ヨーロッパ、スカンジナビア、そしてイスラエルからも注文と問い合わせが入っている」とのことで、日本からのオーダーは今のところ無いようです。

大排気量エンジン搭載かと思いきや、中身はアウディ製の直列5気筒ターボエンジン

フェラーリ812スーパーファスト(Ferrari 812 Superfast)や日産のフェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)といったロングノーズ・ショートデッキとは比較にならないレベルとエクストリームさで、フロントエンジンルーム内には、大排気量のV12エンジンではなく、アウディ製の排気量2.5L 直列5気筒ターボエンジンを搭載。

パフォーマンスとしては、最高出力500ps/最大トルク640Nmを発揮するとのことで、これはドンカーブートが前世代モデルとしてラインナップしていたD8 GTインディヴィジュアルシリーズと比較すると+58ps/+70Nmアップし、CO2排出量も163g/kmに削減されるなど、環境法規制に配慮したスポーツモデルとなっています。

パワーウェイトレシオ比はブガッティ・ヴェイロンよりも優れている

更に車体重量は僅か750kgと軽量なので、1トン当たり666hpのパワーウェイトレシオを持ち、そのパフォーマンスはブガッティ・ヴェイロン(Bugatti Veyron)よりも優れているとのこと。

システムにおいては、トルセン・リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)が採用され、トランスミッションもボッシュ製レブマッチングテクノロジーを採用した軽量ショートスロー5速MT。

駆動方式は後輪駆動(RWD)のみで、電子制御系はマルチステップ・トラクション・コントロールシステムが標準装備され、オプションにてレースグレードのボッシュ製ABSを準備しています。

これだけエンジンスペックと軽量ボディに対し、0-100km/hの加速時間は僅か2.5秒と、ランボルギーニ・アヴェンタドール(Lamborghini Aventador)の後継モデルと同じ加速性能で、最高時速は290km/hにまで到達します。

上述にもありますが、今回のプレスリリースで+25台追加生産することが決まり、全100台を製造するのに2025年半ばごろまでかかるとのことで、納期にして約2年と長め。

100台生産した後のスケジュールについては不明ですが、ユーザーの要望次第では更に追加生産する可能性もあるかもしれませんし、これだけのエクストリームなモデルが日本の公道を走行するところも見てみたいですね。

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Reference:motor1.com