日産GT-R R35に僅か「1台」のリコール！ピュアEVのBMW新型iX3／i4／iXがモーター停止となる恐れ…ボルボXC40などはブレーキが効きにくい恐れ？
最悪の場合、GT-R R35のエンジンが破損する恐れアリ
日産のスーパースポーツモデルでお馴染みGT-R R35(2018年モデル)にリコール。
不具合内容としては、VR38型エンジンの交換修理用部品において、クランク穴加工の設備計測機の設定が不適切であっため、クランク穴径が規格より小さく加工されたものがあるとのこと。
そのため、極低温環境下ではクランク穴とクランクシャフトのメインベアリングとのクリアランスが確保できずメインベアリングが焼き付くことで異音が発生し、そのままの状態で使用を継続すると、メインベアリングの焼き付きが進行し、最悪の場合エンジンが破損するおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
ちなみにこのリコール、対象台数は僅か1台のみとのことなので、既に対象ユーザーには連絡もしくは事前にリコール処置が行われている可能性があります。
対象モデルをチェックしていこう！
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生しておらず、不具合報告の有無については明らかになっていませんが、対象台数が1台のみと考えると、市場からの情報により明らかになったかもしれませんね。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式／対象車台番号／製作期間／対象者台数][GT-R R35]
・DBA-R35／R35-090221／平成30年2月15日／1台
改善措置としては、当該エンジン本体またはシリンダーブロックを正規品と交換するリコールを作業を実施するとのことです。
最悪の場合、モーターが停止する恐れアリ
続いて、BMWのピュアEVモデルとなる新型i4／i7／iX3／iX等の7車種・計1,872台にリコール。
不具合内容としては、バッテリーマネジメントエレクトロニクス(SME)において、ソフトウェアが不適切なため、システムの誤診が起きる可能性があるとのこと。
そのため、ごく稀にではあるが充電の停止や高電圧システムがシャットダウンし、モーターの出力およびレスポンスが低下し、最悪の場合、モーターが停止するおそれがあるとしてリコールを届け出ていますが、モーターが停止した場合、車両をオフ/オンすることにより再度走行することは可能とのこと。
対象モデルをチェックしていこう！
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、既に1件の不具合が報告されているとのことで、ドイツ本国からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式／対象車台番号／製作期間／対象者台数][i4 eDrive40]
・ZAA72AW44／WBY72AW050FL99036／令和 3 年 11 月 5 日／1台・ZAA72AW44／WBY72AW020FM12325 ～ WBY72AW050FM99914／令和 3 年 11 月 10 日 ～ 令和 4 年 5 月 12 日／246台
・ZAA72AW44／WBY72AW040FN00096 ～ WBY72AW0X0FN75563／令和 4 年 5 月 12 日 ～ 令和 4 年 9 月 28 日／218台
[i4 M50]
・ZAA32AW89／WBY32AW050FL98967 ～ WBY32AW030FL99048／令和 3 年 10 月 27 日 ～ 令和 3 年 11 月 10 日／13台・ZAA32AW89／WBY32AW000FM16663 ～ WBY32AW050FM99295／令和 3 年 11 月 18 日 ～ 令和 4 年 5 月 11 日／53台
・ZAA32AW89／WBY32AW050FN00820 ～ WBY32AW020FN78441／令和 4 年 5 月 13 日 ～ 令和 4 年 10 月 4 日／34台
[i7 xDrive60]
・ZAA52EJ89／WBY52EJ090CL04940 ～ WBY52EJ0X0CL07409／令和 4 年 7 月 11 日 ～ 令和 4 年 7 月 12 日／3台[iX3 M Sport]
・ZAA42DU44／WBY42DU0X0S133882 ～ WBY42DU080S718217／令和 3 年 8 月 20 日 ～ 令和 4 年 12 月 29 日／740台[iX xDrive40]
・ZAA12CF89S／WBY12CF010CH83675 ～ WBY12CF060CH99578／令和 3 年 9 月 2 日 ～ 令和 3 年 9 月 23 日／157台・ZAA12CF89S／WBY12CF000CJ01155 ～ WBY12CF0X0CJ99045／令和 3 年 9 月 16 日 ～ 令和 4 年 1 月 25 日／32台
・ZAA12CF89S／WBY12CF070CK00488 ～ WBY12CF0X0CK87142／令和 4 年 1 月 27 日 ～ 令和 4 年 6 月 30 日／115台
・ZAA12CF89S／WBY12CF020CL19839 ～ WBY12CF0X0CL72790／令和 4 年 7 月 11 日 ～ 令和 4 年 9 月 22 日／68台
[iX xDrive50]
・ZAA22CF89A／WBY22CF010CH66153 ～ WBY22CF030CH66154／令和 3 年 9 月 3 日／2台・ZAA22CF89A／WBY22CF090CJ01143 ～ WBY22CF080CJ92714／令和 3 年 9 月 23 日 ～ 令和 4 年 1 月 20 日／42台
・ZAA22CF89A／WBY22CF080CK08622 ～ WBY22CF050CK89630／令和 4 年 2 月 4 日 ～ 令和 4 年 7 月 11 日／92台
・ZAA22CF89A／WBY22CF090CL11791 ～ WBY22CF030CL67063／令和 4 年 7 月 1 日 ～ 令和 4 年 9 月 15 日／48台
[iX M60]
・ZAA31CF93A／WBY31CF070CK10112 ～ WBY32CF050CK67437／令和 4 年 2 月 18 日 ～ 令和 4 年 6 月 10 日／8台
改善措置としては、全車両、バッテリーマネジメントエレクトロニクス(SME)を対策プログラムへ書き換えるとのことで、改善のためのプログラムの書き換えは、以下のいずれかにて行われる予定です。
・販売店に入庫して診断機により実施する
・対象車両へ遠隔配信にて配信し、使用者自身でインストールしてもらう