2022年最新版の盗難車ワーストランキング公開!トヨタ・ランドクルーザーが2年連続ワースト1位で、その他プリウスやアルファード、レクサスLXなど「トヨタとレクサスのみ」ランクイン
不名誉なことではあるが、2022年も盗難被害の多いクルマはトヨタ・ランドクルーザーだった
一般社団法人日本損害保険協会(SONPO)が、通算24回目となる自動車盗難事故実態調査を実施。
具体的には「1年間で最も盗難被害の多い車両」をランキング形式にて公開しているわけですが、SONPO調べによれば、2022年最新版の実態調査結果(概要)は以下の通りになっているようです。
◇2022年の車両本体盗難はランドクルーザーが2年連続で車名別盗難ワースト1位
◇2022年の車両本体盗難への保険金支払件数は前年より約1割増加
◇アルファードが車両本体盗難全体に占める割合が増加傾向
これらの実態調査を踏まえ、2022年最新版となる車種別盗難ランキングや、2021年以前の盗難ランキングを見ていきましょう。
2022年最新版となる国内車名別盗難ランキングを見ていこう
早速、2022年最新版となる車名別盗難ランキングを見ていきましょう。
【2022年版・車名別盗難ランキング(盗難件数と構成比)】
1位:トヨタ・ランドクルーザー
盗難件数:450件
構成比:16.9%2位:トヨタ・プリウス
盗難件数:22件
構成比:10.6%3位:トヨタ・アルファード
盗難件数:184件
構成比:6.9%4位:レクサスLX
盗難件数:156件
構成比:5.9%5位:レクサスRX
盗難件数:90件
構成比:3.4%6位:トヨタ・ハイエース
盗難件数:83件
構成比:3.1%7位:トヨタ・クラウン
盗難件数:72件
構成比:2.7%8位:トヨタ・アクア
盗難件数:55件
構成比:2.1%9位:トヨタC-HR
盗難件数:43件
構成比:1.6%10位:レクサスES
盗難件数:38件
構成比:1.5%via:一般社団法人日本損害保険協会
ランキングとしては以上の通りとなります。
2022年も一番盗難被害の多い車両は、トヨタ・ランドクルーザーでしたが、それ以上に驚きなのが、上位10台全てがトヨタ/レクサスのみということ。
なぜトヨタ/レクサスばかり狙われる?
なぜここまでトヨタ/レクサスに集中するかは不明ですが、ランクルやレクサスLXは中東へと輸出・転売されるケースがあり、一方で2位のプリウスは、マフラーの「触媒コンバーター」に含まれる希少金属が狙われている可能性があり、特に現行車より希少金属が多く使われている旧型のプリウスが狙われているとのこと。
この他、SONPOの実態調査詳細を見ていくと以下の通り。
◇2022年の車両本体盗難の車名別盗難状況のワースト1は2年連続でランドクルーザー。ランドクルーザーが車両本体盗難全体に占める割合は、2021年の13.6%から2022年は16.9%と増加傾向
◇プリウスは2020年にワースト1、2021年、2022年にはワースト2位となるなど、車両本体盗難の被害が特定の車種に集中する傾向が続いている
◇アルファードが車両本体盗難全体に占める割合が増加傾向にあり、今回はワースト3となった
◇2022年の車両本体盗難ワースト10車種合計1,453台のうち、レクサスブランドの被害は284台と約20%を占めている。そのうちレクサスLXが156件と件数が最も多くなっている