トヨタ新型ヴォクシーが納車されて走行距離7,000km突破!ポンコツだったナビも少しずつ改善しているが、アップデートするまでのレスポンスやスピードは酷いレベルだと思う

遠出移動&家族旅行用のメインカーのため、1回あたりの走行距離の伸びも大きい

2022年3月に私に納車されてもうすぐ1年が経過する、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z・3列7人乗り[2WD]。

本モデルが納車されてから、これまで最低3回のOTAアップデートが実施され、ナビゲーション機能やディスプレイオーディオ、安全装備の不具合解消などが行われてきました。

使い勝手としては少しずつ向上している一方で、ソフトウェア更新後特有ともいえる「新たなバグ」もいくつか確認され、その点の改善・改良も含めて、今後より良いものへと仕上げていくのが、現在のトヨタのスタイルなのかもしれません(最初から完璧なものではなく、敢えて60点からをスタート地点にしている?)。

今回は、私のヴォクシーが納車されて7,000km走らせてからの感想と、複数回のOTAアップデート後のナビの使い勝手についてインプレッションしていきたいと思います。


新型ヴォクシーは、大きすぎず・小さすぎずの丁度良いミドルサイズミニバン

まずは新型ヴォクシーが納車されて7,000km以上走らせての印象としては、長距離移動や家族旅行、近場移動、子供の送迎など、様々なシーンにおいて使い勝手が良いということ。

ボディサイズも全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895mmと非常にコンパクトで、特に全長と全幅のコンパクトさのおかげで、走り慣れていない県外のマイナーロードや狭い道、旅館・ホテルの駐車場、大型ショッピングセンターの立体駐車場などにおいては、ほとんど不便に感じなかったように思います。

全幅においては、BセグメントSUVのヤリスクロス(New Yaris Cross)だと1,765mmですし、ホンダのコンパクトなSUVモデルとなるヴェゼル(Honda New Vezel)でも1,790mmですから、これらの全幅に比べると新型ノア/ヴォクシーの全幅がどれだけコンパクトなのかがわかるかと思います。

後席スライドドアも、特に大型ショッピングセンターだと隣同士の距離が狭いとき、横開きよりもスライドドアの方がドアパンチの心配が少ないのもポイントです。

ドライビングサポート機能を駆使すれば、長距離移動はあまり疲れない

新型ヴォクシーが納車されてから、これまで片道500km以上の大型旅行を経験しましたが、そのなかで感じたのはドライビングサポートを含めた運転時の疲労の少なさ。

疲労具合については、人によって様々なので”あくまでも参考程度”にはなりますが、ここ最近のトヨタのドライビングサポート(安全運転支援)の性能は大幅に進化しており、アダプティブクルーズコントロール[ACC]の使い方もとても簡単。

ドライビングサポートの操作が1プッシュのみで楽

クルーズコントロールの使い方としては、高速道路本線で制限速度ギリギリまで加速し、あとは上の赤丸のステアリングスイッチを押せば、その速度をキープして走行してくれるため、アクセルペダルを離しても定速で走行してくれるのは楽。

これが競合モデルのホンダ新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)だと、上の赤丸のレーダークルーズスイッチを押した後、今度は上下の速度設定レバーを下げて[SET]しないと定速で走行してくれない上に、レーンキープアシストも押さないといけないのはちょっと面倒。

つまり、新型ノア/ヴォクシーは1プッシュでレーンキープアシスト付のレーダークルーズコントロールを操作でき、ステップワゴンは3プッシュの操作が必要なので、この使い勝手の差はとても大きく感じるところです。

もちろん、慣れていれば特に問題ないですが、両方所有すると改めてヴォクシーの使い勝手の良さには満足するところ。

2ページ目:新型ヴォクシーのACCと加減速、前車追従機能は優秀?ナビは少しずつ改善されてきた?