最近思う。トヨタ新型シエンタは様々なシーンで満足できるベストバイな車ではないかと…コンパクトで安全装備も充実、子供からも人気な一台

色々と辛口評価はしてきたものの、結局普段乗りとして活用しているのは新型シエンタだった

2022年10月に私に納車されて5か月以上が経過したトヨタのフルモデルチェンジ版・新型シエンタ(Toyota New Sienta)ハイブリッドZ・2列5人乗り[2WD]。

走行距離も5,000kmを突破し、普段の街乗りや近場移動、長距離移動などにおいても特に不自由を感じない魅力的な一台となっています。

これまで辛口寄りの評価が多かったように感じられますが、色々と言ってはいるものの、結局一番フル活用しているのがシエンタであり、機能性やデザイン、コンパクトなサイズ感、使い勝手、安全装備の充実度、燃費などを考えると、トータル評価では複数所有するなかで本モデルが一番優れているのではないか?と考えています。

そこで今回は、なぜシエンタをここまで頻繁的に活用しているのか?詳しくチェックしていきたいと思います。


5ナンバーサイズは思った以上に使い勝手が良い

まずは新型シエンタのボディサイズから見ていきましょう。

年々ボディサイズが大きくなっていく普通乗用車ですが、そのなかでもエントリーコンパクトミニバン(MPV)で、5ナンバーサイズを維持し続けているのがシエンタ。

ボディサイズは、全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,695mmととてもコンパクトなのに対し、2列目の足元や広々とした空間は、他のカテゴリ(セダン/クーペ/SUV)では体感できないレベル。

特に子供や妻の茶道のお客さんからの評判も良く、「車内が広すぎない」ことも一つのポイントになっているそうで、その理由がフロントシートに座る乗員と(走行中でも)話がし易いから。

これが前後スライド調整が可能で、最大限後ろまでスライド調整できる新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)/アルファード(ALPHARD)/ヴェルファイア(VELLFIRE)だと、フロントシートに座る人との距離が遠く、中々会話がし辛い(聞き取りづらい)というデメリットがあります(ステップワゴンやN-BOXだと、後席に声が聞こえるようにスピーカーが搭載されている)。

足もとのスペースや圧迫感など、確かにそういったスペース事情は重要だとは思うものの、改めて細かくも様々なシーンにおいて、ドライバーや乗員とのコミュニケーションを持たせてくれるシエンタは、他のミニバンには無い魅力的な要素の一つではないかと考えていますし、何度も活用したくなります。

シエンタの愛嬌のある顔つきとアンサーバック音は、子供や女性からの評判が良い

続いては、新型シエンタのデザインとアンサーバック音の評判について。

これは特に子供や、子供の友達を乗せるとき、もしくは妻の茶道の関係者(主に女性)の方々からの反応を見ての印象ということになりますが、シエンタのコロンとした丸いフォルムや、親しみのあるベージュカラーが「某猫バス」っぽいこと、そして横から見たときのスタイリングや膨れたような横顔が「リス」っぽいことから親しまれています。

トヨタも新型シエンタのテレビCMは可愛い系に重きを置いている印象で、車というよりも「相棒」「ペット(テレビCMでは犬)」「キャラクター」という感覚で扱っているのを見ると、世間のイメージももしかすると「シエンタ=可愛い、愛嬌がある」という感覚なのかもしれません。

あとはキーロック/アンロックするときのアンサーバック音。

本来であれば「ピッ」「ピッピッ」という音がアンサーバック音ですが、シエンタや新型アクア(New Aqua)、新型プリウス(New Prius)はエレクトーンのようなアンサーバック音で柔らかな雰囲気を演出。

最初はちょっと慣れない感はあるものの、慣れてくると心が落ち着くような音色ですし、子供の友達や茶道の関係者を乗せるときにアンサーバック音が鳴ると、「えっ、今の音ってこの車からだったの?何コレ可愛い!」と反応する方が多いように感じられました。

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