フルモデルチェンジ版・ホンダ新型シビックタイプR(FL5)のアダプティブクルーズコントロール(ACC)の使い勝手は?高速道路&ACC走行だと燃費15km/L以上と優秀だった件

やはり新型シビックタイプR(FL5)でのドライブは最高だ

2022年10月に私に納車されて5か月が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。

ようやく天候も安定し、凍結や塩カル、雪の降る心配も無くなったため、日中の高速道路にて走らせることに。

今回の高速道路走行は、Honda SENSINGの一つでもあるアダプティブクルーズコントロール[ACC]をメインにしてのインプレッションとなりますが、実際に活用してみての使い勝手やACCの性能、そして高速道路にて走らせての実燃費はどれほどなのかをチェックしていきたいと思います。


クルーズコントロールの設定方法は最低でも2アクションの操作が必要

まずは新型シビックタイプR(FL5)のアダプティブクルーズコントロールの設定方法について。

これはシビックタイプRに限らず、シビックシリーズ(FL1&FL4)や新型ステップワゴン(New STEPWGN)、ZR-Vなどと共通なのですが、高速道路にて一定の速度まで加速した場合、上の画像の赤丸➀のクルーズコントロールスイッチをプッシュ。

そうすると、走行中の速度にて定速走行するためのクルーズコントロールの準備が完了するため(この時点ではアクセルを離しても定速走行にはならない)、あとは②の下矢印方向(SET)にレバーを下げるだけ。

これにより、アクセルを離して定速走行してくれるので非常に便利ですし、レバーの上下で±1km/hの調整が可能。

あとは、白線を認識してステアリング調整してくれる車線維持支援システム[LKAS]を設定する場合は、黄色四角③のスイッチを押せば設定完了。

最近のトヨタのACCは、1アクションの操作だけで設定可能

アダプティブクルーズコントロールの設定となると2アクションの操作が必要で、LKASも含めると3アクションの操作が必要ですが、トヨタの場合はACCスイッチをプッシュすれば、そのまま自動的に定速設定されるので、このあたりはトヨタの方が設定は楽。

ACC設定時のアイコンは、走行モードによって情報量が異なる

こちらが実際にACCを活用しているときの10.25インチフル液晶メーター。

走行モードはSPORTですが、COMFORTでも同様のレイアウトです。

赤四角にある通り、シビックタイプR(FL5)のアイコンが高速道路の車線内で走行していることが確認でき、尚且つ前方に車両がいることも確認できます。
※前方車両が普通車両や大型車両、バイクによってアイコンがそれぞれ異なるのもグッドポイント

このあたりはステップワゴンやZR-Vなどと同じで、ウィンカー点滅すれば自車アイコンも連動して点滅しますし、ブレーキランプも同様に連動して点灯します。

あとは、自車が白線(左右のどちらか)寄りになっていれば、アイコンもそれに連動してどちらかに寄りますし、追い越しをかければ線を跨ぐアニメーションも準備されているので、こういったギミック要素はトヨタなどには無いところだと思います。

+RモードのACCは簡易的で情報量が少ない

そしてこちらが、R+モードもしくは、R+モード専用メーターに設定されたINDIVIDUAL(インディヴィジュアル)モードのメーターデザイン。

上の画像の赤四角にて確認できる通り、先程のSPORT/COMFORTのACC画像に比べるとかなり簡易的な設定になってしまいましたね。

ちなみにR+モードだと、前方車両のアイコンが表示されないだけでなく、白線に対してどちら側に寄り気味なのか?といった細かいアニメーションはありません。

そのため、より細かなアニメーション情報を必要とするのであればCOMFORT/SPORTを活用し、+Rモードはワインディングや一般道、サーキットといったACCを活用しない場面で使った方が良いかもしれませんね(各走行モードのすみ分けがしっかりしているので個人的にはアリ)。

あと夜間時やトンネル内になると、なぜか+RモードのACCアイコンが透明になるという不思議。

その後もトンネルを抜けても透明なアイコンから戻ることはありませんでした。

上の画像の黄色四角は、ACC設定車間距離ですが、設定区間としては「最長」「長」「中」「短」の4段階となります。

2ページ目:6速MTを搭載する新型シビックタイプR(FL5)のACCの使い勝手は?