【悲報】ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)の初回生産時期が遅延傾向に…2回目生産枠の納期は未だ不明。一方で中古車サイトでは「22台」販売中

初回生産枠500台分は2022年度内に生産完了する予定だったが…?

2022年夏頃に発売されるも、同年7月末で受注一旦停止となった日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)。

受注停止のアナウンスが入った時点での全国のバックオーダー数は5,000台に到達していたそうですが、更に受注停止となる7月30日時点で更に+1,000台増えての約6,000台に到達したと言われています。

具体的な納期については明らかになっていませんが、フェアレディZ(RZ34)のユーザー向け初回生産枠が、試乗車・展示車などのデモカーと、日本抽選限定240台のみ販売された特別仕様車Proto Specを除いて500台の設定となり、その生産時期は2022年度(2023年3月末)までと言われていました。


初回生産枠の納期が既に遅延している模様

私がいつもお世話になっている日産ディーラーの情報によると、新型フェアレディZ(RZ34)の納期は不透明な部分が多く、2022年度までに初回生産枠500台分を生産する計画ではあったものの、既にその計画も遅れており、なかには「初回枠で2023年5月末の生産予定」「同じ枠で2023年8月頃に生産予定」とメーカーから回答が入っているそうです。

あくまでも生産計画とはいえ、当初の計画では2023年度の2回目生産枠からは約1,000台を予定しているとの話でしたし、しかし初回枠からこれだけ遅れ傾向にあるのであれば、納期は5年~6年どこか、7年以上の長納期になってしまうのでは?という懸念も。

基準車の納期が不安定な状況で、ハイパフォーマンスモデルのNISMOを販売・生産することは危険

場合によっては、トヨタのように海外市場向けとの生産割合を変更し、今後生産計画も大幅な修正・見直しが入るかもしれませんが、現時点では具体的な時期なども明らかになっていないため期待は薄いかもしれません。

そして個人的にかなり気になっていたハイパフォーマンスモデルの新型フェアレディZ NISMOですが、こちらについては国内カーメディアが報じている通り2024年1月頃にデビューするのでは?という噂が浮上していますが、これだけ基準車(ベースグレード/version S/version T/version ST)の生産・納期が大幅に遅れているなかでNISMOを投じるのは危険という見方も。

っというのも、2023年3月時点でデモカーや特別仕様車Proto Spec、そしてユーザー向けの基準車含めてのトータルの車台番号が未だ3ケタ台(つまり日本市場向けのフェアレディZは1,000台も作られていない)ですし、この状況でNISMOがデビューするとなると、「基準車からNISMOに移り変わるユーザー」が続出し、結果的に「NISMOも発売前から納期未定」になってしまうことも考えられるんですね。

NISMOに関しては、基準車よりも更に生産台数は少ないでしょうし、これまでの流れから考えて「抽選形式」が妥当だとは思うものの、これもおそらくGT-R同様に転売・輸出禁止に関する誓約書付きだったり、業販売りは原則禁止などの厳しい制約が設けられると予想されます。

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