フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)の高速道路インプレッション!後席の突き上げやアームレストの突き上げは?

新型エクストレイルe-POWER(T33)の完成度はかなり高く、細部に渡って乗員のことを考えている

2022年12月に私に納車されて3か月が経過した、日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)Gグレード[2WD]。

前回のブログでは、高速道路+下道にて走らせ、高速道路は予防安全装備&ドライビングサポートのプロパイロット(ProPilot)をメインにて走らせたところ、上りメインだと「19.2km/L」、下りメインだと「28.8km/L」とかなり優秀な燃費性能であることをお伝えしました。

今回は、エクストレイルを高速道路にて走らせたときのフロント・リヤシートの乗り心地をメインにインプレッションしていきたいと思います。


新型エクストレイルの乗り心地はマイルドで揺れや振動も少ない

まずは新型エクストレイルe-POWER(T33)の高速道路での乗り心地についてですが、真っ先に感じたのは揺れが少ないということ。

足回りのサスペンションストロークが少し長めに設定されているからなのか、道路と道路のつなぎ目やちょっとした轍(わだち)など、その一つ一つを通過したときのショックが抑えられ、突き上げを感じにくくするような減衰性も合わさって快適な乗り心地を提供しているんですね。

他に私が所有する、レクサスNX350h F SPORT[2WD]のスポーティで少しカタメな乗り心地に比べるとマイルド寄りですが、それぞれ不快に感じるような乗り心地ではないですし、ロールや揺れも抑えられているところはグッドポイント。

エクストレイルの高速道路での直進安定性が高いのは言うまでもありませんが、走行時の振動がシートに伝ってこないことにも驚きで、フロアの足元の振動も抑えられています。

ただ、シートやフロア部分への振動に対する対策に力を入れ過ぎたからなのか、メーターフード周りから聞こえてくるビビリ音が非常に大きく、この点はもう少し改良してほしいポイントかもしれません(日産ディーラーにも、メーターフードのビビリ音に関する問い合わせが多いそうです)。

2ページ目:新型エクストレイルの後席の乗り心地は快適?