フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)の高速道路インプレッション!後席の突き上げやアームレストの突き上げは?

日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)の後席乗り心地や快適性も高い

続いては、日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)の後席に乗ってインプレッションしてみましょう。

高速道路での運転は妻にお願いし、約30kmほど座ってみましたが、フロントシートに比べると道路と道路の継ぎ目を通過するときのショックは少しだけ気になるものの、こちらも決して不快に感じるようなものでもないですし、どちらかというとレベルはかなり高く快適な方だと考えています。

身長高めの方も考慮してなのか(海外ユーザーを優先的に考慮?)、後席でも前後のスライド調整ができるのは魅力的で、ミドルサイズSUVながらも足もとが狭く感じたりすることはないですし、高速道路での走行中でもフロアに伝わってくる振動は、レクサスNX350h F SPORTに比べると少し感じるぐらいで、トヨタ新型ハリアー(Toyota New Harrier)/RAV4に比べるとかなり抑えられている方だと思います。


後席内ドアのアームレストも振動が伝わりにくくなっている

あと後席に乗って見て「日産もかなり頑張ったな…」と感じたのが、内ドア部分のアームレスト。

質感や手触り、見た目がどうこうということではなく、走行時に肘を置いてもほとんど振動が伝わってこないんですね。

それだけシャシーがしっかりしていること、ボディ剛性も高いことが大きく影響しているのだと思うのですが、この点もハリアー/RAV4に比べてレベルはかなり高いと考えています。

但しシートの座り心地はちょっと課題アリ?

ただその一方で気になるのが、シートの座り心地。

シートの座面に対して、リクライニング可能な背もたれのシートがやや前方寄りだからなのか、お尻が深くまで座れないという問題があり、座っているときに腰が少し浮く(腰が張る?)感じになってしまい、猫背気味な方は長時間座るのはちょっと厳しいかもしれません。

体型やその人の姿勢によって座り心地も大きく異なるので、あくまでも参考程度にみていただけるとありがたいのですが、個人的にはもう少し奥深くに座り込めるような構造にして頂けると、エクストレイルは完成度は更に高くなるのではないかと思います。

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