下道のみでも燃費凄いな…フルモデルチェンジ版・日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)で往復 約110kmのオール下道ドライブ!国道&ワインディングで最大「25km/L」

ついつい乗りたくなってしまう新型エクストレイルe-POWER(T33)

2022年12月に納車されて4か月が経過した、日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイルe-POWER(Nissan New X-Trail e-POWER, T33)Gグレード[2WD]。

雪が解けてから頻繁的に活用するようになり、街乗りだけでなく中~長距離移動でも快適で疲れをほとんど感じるはありませんし、サイズ感も大きすぎず小さすぎずの丁度良い塩梅。

そして、このモデルの魅力的なところは、カタログ値以上の低燃費な走りができるというところで、高速道路でも20km/L以上の燃費を記録できるのもポイント。

私の個体は、四輪駆動[e-4ORCE]モデルではなく前輪駆動[2WD]モデルのため、四輪駆動に比べて車体重量も軽くカタログ燃費も高めではありますが、ミドルサイズSUVでここまで高い実力を発揮してくれるとは予想もしていませんでした。


ちょっとした夜間ドライブも兼ねて、オール下道で往復 約110km走らせてみることに

燃費はもちろんのこと、走りや乗り心地(マイルド寄り)においても優秀な新型エクストレイルe-POWER(T33)ですが、今回はオール下道(国道+マイナーロード+ワインディングロード)の往復 約110km走らせてみての実燃費をチェックしていきたいと思います。

走行モードとしては、まだアクセルを離しての強めの回生ブレーキに慣れていないため、e-Pedalモード無しの「STANDARD」のみ。

エアコンは使用せず外気循環のみで、シートヒーターはレベル2設定、乗員数は私1人のみとなっています。

往路(56.2km)の燃費性能をチェックしていこう

まずは往路から見ていきましょう。

日産オーナーズアプリNissan CONNECTの場合、区間走行距離や区間燃費、区間走行時間が表示されず、その日に走行したトータルの情報が表示されるので、フル液晶メーターに表示された情報から実燃費をチェックしていきます。

往路スタート前の情報としては以下の通り。

[スタート前燃費情報]
・平均燃費:22.7km/L
・平均速度:45km/L
・走行距離:137.7km
・走行時間:3時間12分

基本的には街乗りから中距離移動、無料高速区間を行き来することが多いのですが、満タン給油状態から137.7km走らせての実燃費が22.7km/Lというのも中々優秀な方ではないかと思います。
※Gグレード[2WD]のため、四輪駆動[e-4ORCE]であればもう少し燃費は低下する可能性がある

そしてこちらが、オール下道56.2km走らせての燃費情報になります。

[往路]
・平均燃費:23.5km/L(+0.8km/L)
・平均速度:45km/L
・走行距離:193.9km(+56.2km)
・走行時間:4時間35分(+1時間23分)

走行時間にして1時間23分とノンストップでしたが、国道の大通りからワインディングなど様々なルートを走らせて+0.8km/Lの燃費向上は結構驚き(もちろん、燃費スペシャリストな走りではなく、周りの流れに合わせて走行している)。

やはり距離を伸ばしていくとエンジンの発電割合も下がり、回生ブレーキによるバッテリー給電と航続距離の向上が影響しているからなのかもしれません。

往路の区間平均燃費は、カタログ辺りを大幅に上回る「23.9km/L」

ちなみに往路走行後にエンジンを一度切ってから表示される区間燃費は23.9km/L。

つまり先程のオール下道56.2km走らせての実燃費が23.9km/Lということで(回生ブレーキで得られた距離が23kmというのも凄いな…)、以下の日産が掲載しているWLTCモード平均燃費を大きく上回っていることがわかりますね。

◇WLTCモード平均燃費:19.7km/L

◇WLTC市街地モード平均燃費:17.3km/L

◇WLTC郊外モード平均燃費:21.7km/L

◇WLTC高速道路モード平均燃費:19.7km/L

WLTCモードでは、低燃費傾向にある郊外モードでも21.7km/Lなので、これらのスペックを十分に上回るのが今回の実燃費ですが、果たして復路はどれほどの燃費になるのでしょうか?

2ページ目:復路も基本的に同じ走行条件&同じ走行ルートでありながら、更に優れた燃費を実現?!