神奈川県にて「トヨタ・アルファードに乗った窃盗集団によってアルファードが盗まれる」盗難被害が発生!監視カメラだけでは何の抑止効果に繋がらないようだ
現行30系アルファードの盗難被害が増えるのであれば、次期40系もしっかりと対策を進めなければならない
トヨタのフラッグシップミニバンでお馴染みとなるアルファード(Toyota ALPHARD)。
いよいよ2023年6月21日には、40系となるフルモデルチェンジ版・新型アルファード(New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)がそれぞれ発表・発売予定となっていますが、一方で現行30系の注目度も高く、中古車市場では新車販売価格を上回る個体も多数。
そんなアルファードですが、日本国内での需要が高いことはもちろんのこと、一方で盗難被害も多発しているとのことで、今回は神奈川県にてアルファードの盗難事件が発生したそうです。
犯行時間は僅か「5分」、窃盗集団がトヨタ・アルファードでアルファードを盗みに来た
こちらが今回、FNNプライムオンラインにて公開された盗難被害の映像。
この事件は、2023年5月8日未明に、神奈川県横浜市内の住宅街の防犯カメラにて撮影されたものになりますが、上の画像のサンルーフ付きの白いミニバンが被害者のトヨタ・アルファードで、上の画像の赤丸にある白いミニバンが、窃盗集団のアルファードになります。
アルファードを盗む瞬間を周りに見られないよう、アルファードで隠す大胆な行為
アルファードの前にアルファードが行き来するという何ともシュールな映像ですが、どうやらサンルーフ付きのアルファードを盗むため、しかも周りに怪しまれないように前方を塞いでいます。
おそらく、窃盗集団が乗ってきたアルファードも別の被害者の盗難車ではないかと予想され、ナンバープレートの数字も周りを欺くための天ぷらナンバーではないかと推測。
奥のアルファードの後席から、黒ずくめでフードを被った人物が降りてきて、そのまま手前のアルファードをチェックしていき…
フロントの左バンパー内側(タイヤハウス)には注意!
CANインベーダーの定番ともいえる「フロント助手席側のタイヤハウス」に手を入れていきます。
ここ最近では、助手席側のタイヤハウスに人の手が入り込めないよう、助手席側と壁とのすき間を可能な限り無くして駐車するような物理的な対策も行われているため、シャッター付ガレージが無かったり、盗難対策用のセキュリティーにお金を費やすことが難しい場合は、そういった対策を取るのもひとつかもしれません。
再び盗難の一部始終に戻りますが、タイヤハウスカバーを外した後、タブレット端末のようなもので作業を開始。
「ドンドン」と音を立てながら作業をしているのがわかりますが、この作業が行われて僅か数分。
そして盗難の定番となっているCANインベーダーにより、車のキーロックを解錠→エンジン始動して盗むという流れに。
ちなみにCANインベーダーとは、この伝送路に侵入してドアロックなどを解除し、エンジンを始動させる盗難手口で、リレーアタックに代わって、2020年以降から急増しているとのこと。