2023年12月に発売予定の中国製ホンダ新型オデッセイは売れる?競合のトヨタ新型40系アルファード/ヴェルファイアにどこまで対抗できるのだろうか?

2023-06-22

発売時期やタイミングも含めて、色々と不安の残る新型オデッセイ

2023年12月に発表・発売予定となってる、ホンダ新型オデッセイ(Honda New Odyssey)。

元々は埼玉県の狭山工場にて製造されていたオデッセイですが、2022年に生産・販売終了するとともに工場も閉鎖。

その後、オデッセイは中国市場向けとして姉妹車のエリシオン(New Elysion)と共に中国工場にて製造・出荷・併売されることになったわけですが、この中国製オデッセイが日本にも輸入・販売されることが決定しています。

既に当ブログでは、2024年モデルの日本市場向け新型オデッセイに関する具体的な情報を公開していますが、果たして日本市場では売れるのか?そして競合といわれているトヨタ新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)にどこまで対抗できるのでしょうか?


中国製オデッセイは、デザインは変わらないものの、間違いなく2021年モデルの日本製よりも高額になる

まず中国製オデッセイで一番気になるのが、その価格帯だと思いますが、2022年9月に製造・販売終了したモデルでも、以下の価格帯にて販売されていました。

【(2021年モデル)オデッセイのグレード別価格帯一覧(10%税込み)】

[2.4Lガソリン]

◇ABSOLUTE(3列7人乗り):[FFのみ]3,583,000円

◇ABSOLUTE(3列8人乗り):[FFのみ]3,495,000円

◇ABSOLUTE EX(3列7人乗り):[FFのみ]3,815,000円

◇ABSOLUTE EX(3列8人乗り):[FFのみ]3,929,400円


[2.0L HEV]

◇e:HEV ABSOLUTE(3列7人乗り):[FFのみ]4,286,000円

◇e:HEV ABSOLUTE(3列8人乗り):[FFのみ]4,198,000円

◇e:HEV ABSOLUTE EX(3列7人乗り):[FFのみ]4,580,000円

上記はいわゆる2021年モデルになるわけですが、今回の2024年モデルでは、エクステリア/インテリアデザインの変更は特に無く、更にガソリンの廃止(2.0L HEVの設定のみ)、シートレイアウトも3列7人乗り[FF]のみなので、かなりグレードは絞られるわけですが、一番の力の入れ所は中国市場向けにターゲットを置いた2列目キャプテンシートの豪華さなので、この点にどれだけのコストがかかっているのか?ということだと思います。

2024年モデルの新型オデッセイは2.0L HEV[FF]のみ

ちなみに2024年モデルの日本市場向け新型オデッセイのグレード構成が以下の通りなので、スタートプライスも大幅にアップすることが予想されます。

【(2024年モデル)新型オデッセイのグレード別構成一覧】

◇e:HEV ABSOLUTE(3列7人乗り)[FFのみ]

◇e:HEV ABSOLUTE EX(3列7人乗り)[FFのみ]

◇e:HEV ABSOLUTE EX BLACK EDITION(3列7人乗り)[FFのみ]

前回のブログでもお伝えの通り、2列目キャプテンシートが全グレードで電動4way式パワーシートが設定されること、シートヒーターが設定されること、そして材料費や物流コストの高騰(中国生産なので国内の輸送から大幅なコスト増が予想)、電気代の高騰などの関係から、車両本体価格が必然的に底上げされることは避けられないと思うのですが、最も安価になるであろうe:HEV ABSOLUTEでも約450万円ぐらいになることが予想されますし、最上位グレードBLACK EDITIONは500万円以上のスタートになるものと予想されます。

2ページ目:11.4インチナビや15.6インチ後席モニターも追加すると更に50万円以上アップ?トヨタ新型アルファード/ヴェルファイアには勝てるか?