三菱の新型デリカミニの気になるポイント!ターボMHV特有の力強さやアクセルレスポンスは微妙?ホンダN-BOXターボと比べると?エアコンフル稼働時の燃費はかなり悪い?

高速道路以外での新型デリカミニの加速感は?

2023年6月に私に納車された、三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium[2WD]。

これまで、本モデルの納車後雑感や高速道路での実燃費とマイパイロット(Mi-Pilot)の使い勝手、満タン給油してからの無給油走行距離や実燃費などを検証していきましたが、今回は普段街乗りしてみて気になる/ちょっと不満に感じているポイントをいくつか紹介していきたいと思います。

エンジンベースはeKクロススペースから大きく変更無く、足回りは四輪駆動[4WD]モデルに改良・変化を入れているとのことですが、果たして前輪駆動[FF]&ターボマイルドハイブリッド(MHV)のデリカミニの走りはどのような仕上がりなのでしょうか?

そして競合モデルになるであろうホンダN-BOXターボとの走りの違いはあるのか?も簡単に比較していきたいと思います。


街中や郊外でのターボ特有の加速力や力強さ・トルクは感じにくい?

まずはデリカミニの走り(主に加速フィール)について。
注)素人ながらのインプレッションになるため、上手く伝えられない部分も多いと思いますので、その点は予めご了承ください

私が所有するのは、排気量660cc 直列3気筒ターボエンジン+マイルドハイブリッド(MHV)を搭載するモデルで、マイルドハイブリッドの特性としては、発進時や加速時といった立ち上がりにエンジンをアシストすることで、燃料消費を抑制する効果があるわけですが、そのあとのアクセルを踏み込んだ際のターボ特有の突き出し(加速感?)が感じにくいのが正直なところ。

以前、私が所有していたホンダN-BOXカスタムLターボ(Honda N-BOX Custom L Turbo)の場合だと、アクセルを踏み込んでからの回転数の上昇と加速の立ち上がりはダイレクトで、軽ターボのカテゴリとしては「踏んだ分だけしっかりと加速する」というパフォーマンスは十分にあると感じました。

下道走行だとターボ+MHVというよりも、NA+MHVのような感覚に?

デリカミニのターボマイルドハイブリッドの場合は、アクセルを踏み込んでから回転数の上昇と加速する瞬間がN-BOXターボよりも1~1.5テンポ遅れる印象で、更に踏み込んだときの体がシートに張り付くタイミングも遅く感じられ、加速にちょっと不満を感じるんですね。

未だデリカミニの自然吸気+MHVの試乗ができていないため、ターボ+MHVとの明確な違いはインプレッションできていませんから、後日両車の比較を行ってみようと思っていますが、自然吸気+MHVに試乗していない段階では、「果たしてターボと自然吸気系で明確な違いが感じられるのだろうか?」という疑問はありながらも、もしかすると自然吸気系に乗れば更にパワーの違いを感じるころができるかもしれないですからね…

デリカミニの納車後1か月点検のタイミングにてディーラーに訪問させて頂く予定ですので、そのときにタイミング良く試乗車があれば、一度自然吸気モデルの試乗をさせていただけたらと考えています。

高速道路での加速はN-BOXターボよりもダイレクト

ただ、このデリカミニの加速感に不満を感じるのはあくまでも街中や郊外といった低速~中速域の話であり、先日インプレッションした高速道路の場合だと、中速域から高速域での加速は意外にレスポンス良く(N-BOXターボよりもダイレクトかもしれない)、軽モデルのカテゴリでは特に不満は感じられませんでした(中速トルク以上でようやく過給機による押し出しが強くなる感じ?)。

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