これまたヤバいの出てきたな…超希少な日産スカイラインGT-R R34 Mスペック・ニュルが競売に登場!僅か75台中「75台目」のパールホワイト

そもそもMスペック・ニュルが登場するだけでも希少なのだが、今回は更にその上を行く希少モデルが登場

日産が2002年に日本限定285台のみ販売したスカイラインGT-R R34 Mスペック・ニュル(Nissan SKYLINE GT-R R34 M-Spec Nur)。

JDMスポーツカーの中でもトップクラスのプレミア価値を持ち、おそらくアメリカの一部の地域にて設けられた奇怪な輸入規制「25年ルール」が解禁となったタイミングで、1億円以上にて取引されることが予想されます。

そんな超希少なスカイラインGT-R R34 Mスペック・ニュルですが、その中でも僅か75台しか生産されなかったパールホワイトのボディカラーに身をまとい、それでいて走行距離も僅か?しか走られていない極上の個体がBonhamsオークションにて出品されています。


ただのパールホワイトの個体ではない、75台中「75台目」に生産された最後のパールホワイト

こちらが今回出品されている、パールホワイトのスカイラインGT-R R34 Mスペック・ニュル。

先程、このパールホワイトに塗装された個体は75台のみの生産という風にお伝えしましたが、実はこのモデル、75台中「75台目」に生産された最後のパールホワイトの個体とのことで、「パールホワイトのMスペック・ニュルで最も新しい個体」ということになります。

ちなみに、当時2002年1月24日に発表/同年2月26日に発売された特別仕様車Mスペック・ニュル/VスペックⅡニュルですが、それぞれ285台/718台の計1,003台生産されたそうで(プレスリリースでは両車あわせて1,000台と公表)、今回の75台目に生産されたパールホワイトは全体の993台目となります(シャシーナンバーはBNR34-404019)。

エクステリアを見ていくと、シンプルなホワイトパールのボディカラーに、競技用となるフロント・リヤスポイラー、リヤディフューザー、サイドフレアフェンダーが装着されたことでワイド&ローを強調。

足もとには、シングル6スポークタイプの鍛造アルミホイールが装着され、薄型となるパフォーマンスタイヤ、イエローのブレンボ製ブレーキキャリパーも装着。

出品元はアメリカなのだが、そもそも「25年ルール」の輸入規制をクリアしていないはずでは…?

ところでこのモデル、年式としては2002年式で、今回アメリカ・カリフォルニアにて販売されているわけですが、そもそもアメリカの輸入規制「25年ルール」をクリアしていないと思うのですが…

Bonhamsオークションの情報によると、どうやらこのモデルは米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が一定の要件を認めた場合、「Show & Display」と呼ばれるプログラム対象になると云われていて、このスカイラインGT-R R34がその対象となるとのことで、合法にアメリカにて登録・走行ができるとのこと。

つまりは盗難車両を一度分解して輸入、アメリカにて再度組み立てて販売するかのような不正は行っておらず、しっかりと合法による輸入・販売を行ってきたそうです。

N1仕様のエンジンで最高出力は自主規制を超えた?との情報も

エンジンも、VスペックⅡニュル/Mスペック共に専用のN1エンジンを搭載。

これは、ニュルブルクリンク24時間耐久レースや国内のスーパー耐久レースなどのベースエンジンに使われているN1仕様エンジンをベースとしていて、エンジン中心部品であるピストンやコンロッドを重量バランスの均一化を図った高精度バランス品とすることで、エンジン高回転域における爽快な回転フィーリングにより磨きをかけています。

さらに、限定車専用としてゴールドシリンダーヘッドカバーを採用し、特別仕様のエンジンであることが一目でわかるのも大きなポイントです。

そのため、パワートレインは排気量2.6L RB26DETT型直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は自主規制いっぱいの280hpとなっていますが、実際には330hpを発揮しているとの情報も。

トランスミッションは6速MTのみ、駆動方式はATTESA E-TS Pro四輪駆動(AWD)システムのみをラインナップ。

2ページ目:日産スカイラインGT-R R34 Mスペック・ニュルの予想落札価格は?そもそも新車価格はいくら?