ボディカラー名は「エイリアン」!日産スカイラインGT-R R34 V-Specに約560万円の塗料を使用したヤバイ車が登場!ミッドナイトパープルⅢとは違ったマジョーラカラー

世界に一台しか存在しない、究極のボディカラーを持つスカイラインGT-R R34がオーストラリアに存在した

日本製&右ハンドル仕様のスポーツカーで、最も価値のあるモデルと云われているのが日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)。

そのなかでも、映画「ワイルド・スピード」に登場するポール・ウォーカー演じるブライアン・オコナーの愛車でもあったスカイラインGT-R R34は別格で、日本では3,000万円~6,000万円ほどにて取引されています(アメリカ独自の規制である25年ルールが解禁すれば、更にその価値は高まる)。

今回、スカイラインGT-R R34の特別仕様車となるV-Specをベースに、「世界に一台」しか存在しないというオリジナルカスタムモデルがオーストラリアにて登場。

その個体には、「スカイラインGT-R R34 V-Specが新車でもう一台購入できる」金額の塗料が使用されているとのこと。

具体的にどういったカラーなのかチェックしていきましょう。


そのボディカラー名は「エイリアン」

こちらが今回、オーストラリアのとあるオーナーに納車され、世界に一台しか存在しないペイントが施された1999年式スカイラインGT-R R34 V-Spec。

もちろん、日産純正ではなく社外改造となりますが、モータースポーツ関連で活動する写真家でYouTuberのラリー・チェン氏も唸るほどの有名な一台なのだそう。

オーストラリアのオーナーであるルーベンス・セールス氏によると、この強烈なマジョーラカラーに塗装された個体は、現地価格にして約6万オーストラリアドル(日本円に換算して約560万円)という驚異的な費用を投じたとのこと。

そしてそのボディカラーは「エイリアン」という名が付けられたそうで、何ともミステリアスながらも映画「ワイルド・スピード」に登場しそうな個性的な一台に仕上げられています。

純正カラーのミッドナイトパープルⅢとは違ったマジョーラカラー

別の角度から見ていくと、上述にもある通りマジョーラカラーなので、オレンジやパープル、グリーン、ゴールドといった様々な色が組み合わさっていることが確認できますし、日産純正ラインナップカラーのミッドナイトパープルⅢとはまた違った存在感がありますね。

ちなみにこのモデル、地元オーストラリアのGT-Rフェスティバルにて、カー・オブ・ザ・ショーを2度も受賞したそうで、「オーストラリアのGT-Rファンで知らない人はいない」ぐらいに有名になった個体なのだそう。

エイリアンの塗装量と金額にも驚き

そして最も驚きだったのは、この個体に使用された塗料の量と金額。

ルーベンス・セールス氏によると、エイリアンと呼ばれる塗料は1Lあたり2,500オーストラリアドル(日本円に換算して約23万円)もかかるそうで、ボディだけでなくエンジンベイや、GT-R R35から流用したブレーキキャリパーも含めると、計24Lの塗料を使用したとのことから、塗料代だけで推定60,000オーストラリアドル、つまり日本円に換算して約560万円分の塗料を使用していることが明らかに。

これだけの塗料代であれば、当時のスカイラインGT-R R34 V-Specの新車をもう一台購入できる金額になるわけですし(現代のモデルであれば新型アリア1台分)、世界に一台しか存在しないからこそ、すぐにオーナーを特定することが可能で、盗難防止の効果もあるのだとか…?

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