トヨタ新型センチュリーSUVの販売条件を聞いてみた。「初回は既存法人&リースのみ」「納期は新型ランクル300並み」等…メーカーオプションのボディカラー代だけで「200万円」

トヨタ新型センチュリーSUVは、どういった人物が購入するの?

2023年9月6日、トヨタが全く新しいショーファーカーとなる新型センチュリーSUV(Toyota New Century)を発表しました。

車両本体価格は2,500万円(税込み)とのことで、競合モデルにはベントレー・ベンテイガ(Bentley Bentayga)やロールスロイス・カリナン(Rolls-Royce Cullinan)といった超高級ブランドが対象だと思われますが、そもそもセンチュリーSUVはどういった人物が購入できるのでしょうか?

おそらく多くの顧客が法人だと予想されますが、そもそも個人でも購入できるのか?販売店独自の条件などはあるのか?なども含めて、私がいつもお世話になっているトヨタディーラーにて取材させていただくことに。

センチュリーは、「本モデルを熟知したセンチュリーマイスター」が常駐しているディーラーでしか購入できないため、その対象ディーラーにて取材させていただきました。


新型センチュリーSUVの販売条件をチェックしていこう

それでは早速、私がいつもお世話になっているトヨタディーラーでの新型センチュリーSUVの販売条件をチェックしていきましょう。

ただし、これはあくまでも私がお世話になっているディーラーでの条件であり、各エリアや各販売チャネル、各販売本部によって条件や方針が異なる可能性もあるため、あくまでも参考程度に見て頂けますと幸いです。

◇最初の数年間は、個人に販売せず既存の法人のみに販売
→既にセンチュリー・セダンが納車されている法人ユーザー
→新規顧客は、個人でも法人でも後回し
→予約数に応じて、その都度販売条件を変更する可能性がある

◇販売方法はリースのみ(KINTOは今のところ不明)
→一般・法人含め、キャッシュ一括やローンは不可

◇既存法人でリース契約できたとしても、すぐに発注できるわけではない
→ディーラーから販売本部での審査、そしてメーカーでの審査も?

◇納期は新型ランドクルーザー300並みとなる「4年以上」の可能性が高い
→田原工場での月産基準台数が僅か「30台」のみ
→既に私がお世話になっているディーラーでは5件の予約が入っている
→販売店によっては優先順位を付けられる可能性も?

以上が、私がお世話になっているトヨタディーラーでの販売条件となります。

基本的には、センチュリーマイスターと呼ばれる「センチュリーを知り尽くしたセールスマン」が常駐しているディーラーでしか購入できず、エリアによっては「1店舗」でしか販売できないディーラーもあるようです。

トヨタのテーラーメイドシステムにも注目!

あとは今回の取材で個人的に気になったのが、テーラーメイドオーダーシステム。

ワールドプレミアでも公開された通り、センチュリーでは「横開きのヒンジ式」と「レールを設けないスライドドア」、そしてロールスロイス・ドーン(Rolls-Royce Dawn)を彷彿とさせるコンバーチブルなどが設定可能ですが、どうやら販売店の情報によると、既存(VIP?)顧客の要望次第では「カーボンパーツ」「金(ゴールド)」といった素材から選ぶことも可能だとか。

トヨタとしては、センチュリーこそ「トヨタの象徴」であり、限界を作らないトヨタの真のモノづくりを表現するためにテーラーメイドが生み出されたのだと思われますが、これこそロールスロイスやベントレーのようなテーラーメイドプログラムに近いシステムなのかもしれません。

ちなみにロールスロイスでは、インパネの素材やシートの素材(エルメスとの共同開発等)、オーナー好みのオリジナルボディカラーを設定することも可能で、車両本体価格 約8,000万円に対し、オプション価格だけで2億円以上費やした日本人オーナー(前澤友作さん)も存在するほど。

【世界初】◯億円!? ロールスロイスとエルメスコラボの超高級車買っちゃいました【World’s First】Purchase of a Rolls-Royce & Hermès Collab Car

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