1977年式トヨタ・ダルマセリカの改造がヤバイ…エンジンはホンダS2000、ボディカラーは日産スカイラインGT-RのミッドナイトパープルⅢに仕上げた個体が競売に出品へ!

まさか日本の自動車メーカー3社をミックスしたレストモッドモデルが存在するとは…

海外のコーチビルダーが、1977年式となるトヨタ・ダルマセリカ(Toyota Celica)をベースに、様々な自動車メーカーの技術を結集させた最強のレストモッドモデルが競売に出品されるとして大きな話題になっています。

今回競売に出品されるダルマセリカですが、本モデルの由来は、当時クラシカルな形状でありながら、非常に珍しくボディが”だるま(達磨)”のようにふくよかでスラントノーズのフロント部を正面から見た際、ラップアラウンドタイプのメッキバンパーがダルマのひげ面に見えることからそのように呼ばれていました。

このダルマセリカをベースに、エンジンは何とホンダS2000のVTECエンジンをスワップし、ボディカラーは日産スカイラインGT-R R34にも採用されているミッドナイトパープルⅢとのことで、まさに国産スポーツカーの理想を一つに結集させたドリームカーといえるでしょう。


こんなマニアックな組み合わせのレストモッドは、未だかつて見たことが無い

こちらが今回、海外オークションサイトBring A Trailerにて出品されているダルマセリカのレストモッドモデル。

このモデルは元々、2018年~2019年にアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスのピーターセン自動車博物館に展示されたもので、直近だと2022年4月にカリフォルニア州の排ガス検査に合格したものの、カリフォルニア州自動車修理局の検査を受けていないため、州内の民間バイヤーにて販売することのできない状態となっています。

何とも奇妙な存在感のダルマセリカですが、ボディのコンディションは良く、錆や汚れなどもレストモッドの際に新品レベルへとレストア済。

そしてパーツ一覧を見ていくと、何とホンダS2000のエンジンをベースに様々な改造を施し、パフォーマンスを大幅に向上させているそうです。

◇排気量2.2L F22C型直列4気筒エンジン

◇日産スカイラインGT-R R34のミッドナイトパープルIIIに再塗装

◇6速MT(マニュアルトランスミッション)

◇リミテッド・スリップ・ディファレンシャル(LSD)

◇BBS製16インチRSマルチスポークホイール

◇Wilwood製ディスクブレーキ

◇AccuAir製エアサスペンション

◇Addco製スウェイ バー

◇Jenvey個別スロットルボディ

◇J’s Racing製チューブラーヘッダー

◇グラスファイバーバンパー

◇フロント・リアスポイラー

◇フレアホイールアーチ

◇Brideバケットシート

◇カーボンファイバーインテリアトリム

◇NRGステアリングホイール

◇クイックリリースハブ

◇アフターマーケットステレオコンポーネント

見るからにヤバそうな雰囲気を持つダルマセリカですが、それ以上にボディの輝きが美しく、一体どれだけの費用をかけて修理・改造したのかも気になる所。

前述にもある通り、元々は錆びだらけだったダルマセリカですが、今回の修理で美しく仕上げられ、フェンダーフレアを取り付けることでワイド&ローボディに。

そして日産スカイラインGT-RのミッドナイトパープルⅢにて再塗装する前に、シェルを剥がしてクルミをブラスト処理。

エクステリアパーツ関係においては、TRDスポイラーやグラスファイバー製スマイリーバンパー、ホールドダウンピン付きリフトオフフード、カーボンファイバーサイドミラー、ブラックアウトトリム、そしてA-Specチタンマフラーインストール。

足もとを見ていくと、最近経営破綻で話題となっているBBSの16インチRSホイールが装着され、アフターマーケットメーカーのリップやハードウェアで更にドレスアップ。

タイヤサイズに関しては、フロント195/50、リヤ245/45のTOYO製Proxes R888Rタイヤを装着。

ブレーキ関連は、ウィルウッド製の四輪ディスクがインストールされ、サスペンション関係はAccuAir製エアスプリング、VU4エアマニホールド、クロームコンプレッサー、eレベルコントローラー、ビルシュタイン製ガスショック、Addco製スタビライザーなどが装備されています。

2ページ目:インテリアもスパルタンな仕上がりに!ボディカラーと同じパープルカラーのアクセントも有り?