日産ハイパーツアラーはフルモデルチェンジ版・新型エルグランド(E53)のコンセプト版？和のテイストを基調とし、車内には「急須」らしきユニークな装備も

2023-10-28

(続き)日産の新型ハイパーツアラーの実車を見ていこう

引き続き、日産の新型ハイパーツアラー・コンセプトを見ていきましょう。

ドア開閉も前後ともにスライドドアにすることで、車内に入り込むというよりも、まるでラウンジへと入っていくような、そんな豪華な仕上がりになっています。

あくまでもコンセプトカー向けだとは思いますが、Bピラーを廃止にすることで、乗降り性を向上させるだけでなく、車内のシートアレンジを高めることも想定してだと思いますが、仮にこのデザインで市販版が登場したとして、Bピラーを無くすことによりねじり剛性などにどのような影響がでるのかも気になるところ。

リヤクォータービューも独特で、ブラックとブロンズカラーのグラデーションに加え、このグラデーションを利用した近未来的なOLED風テールランプも、どことなくアルファードのテールランプに似ていたり。

あと角ばったりリヤロアバンパーは、量産車ではなくコンセプトカー特有のつぎはぎ感はあるものの、この見た目からいつでもブラッシュアップできることを意味しているのかも？

車内も個性的で、センターコンソールには「急須」も？

車内もとても豪華で近未来的。

あくまでもコンセプトカーなので、シート形状は安全性というよりも見た目重視のデザインだと思いますが、何よりもユニークだったのはセンターコンソール部分に「急須」らしきものが設けられていること。

おそらくはこのモデルのテイストに「和」が含まれているのだと思われ、おもてなしの精神はもちろん、和の伝統技術を取り入れるなど、他にはない個性を世界にアピールしているのかもしれません。

以上が新型ハイパーツアラー・コンセプトの実車インプレッションになりますが、仮にこのモデルがエルグランド(E53)だったとして、将来的に市販化された場合、パワートレインはピュアEVのみに限定されるのか、それともガソリンエンジンやe-POWERが設定されるのかも気になる所。

既に国内自動車情報誌ベストカーさんなどの報道では、排気量2.0L　直列4気筒エンジンをベースにしたマイルドハイブリッドや、エクストレイルe-POWER(T33)と同じ排気量1.5L　直列3気筒VCターボエンジン＋シリーズハイブリッドe-POWERが設定される？などの噂もあるようですし、競合のアルヴェルやホンダ・オデッセイ(Honda Odyssey)に対抗するためにも、価格帯含めて内燃機関系は残してほしいところですね。