フルモデルチェンジ版・日産の新型セレナe-POWER LUXION(C28)が納車されて半年経過!競合ミニバンと比較すると使い勝手は?不満に思う所も

新型セレナ(C28)は総じて使い勝手の良い車なのだろうか?

2023年4月に私に納車されて6か月が経過した、日産のフルモデルチェンジ版・新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)[2WD]。

早いもので、私の新型セレナ(C28)も半年所有しましたが、バッテリー上がりなどの理由で中々距離を伸ばすことができず、未だ総走行距離は3,500km程度と少な目。

近日中に、往復1,200kmほどの長距離移動が控えていますし、納車後半年が経過してもLUXIONにのみ標準装備されるハンズオフ機能付きのプロパイロット(ProPilot)2.0が利用できるのかも検証してきたいと思います。

今回は、そんなセレナ(C28)が納車されて半年経過しての気になるポイントをいくつか紹介していきたいと思います。


電動パワースライドドアスイッチの使い勝手はあまり良くない

まずは、セレナe-POWER LUXION(C28)の後席電動パワースライドドアスイッチの使い勝手について。

これは運転席にある、上の赤四角の物理スイッチを使い勝手になりますが、他の競合ミドルサイズミニバンであるトヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)やホンダ新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)のように、車内がロック状態のときでもプッシュ操作ができるわけではなく、一度必ずアンロックにしないとプッシュ操作ができない仕様になっています(ロックが掛かっている状態だと何も反応しない)。

ちなみにセレナ(C28)のデフォルトの仕様では、エンジンOFFにしたときに全てのドアがアンロック(解錠)される仕組みになっていて、これを他車同様に”P”レンジにシフト変更したときや、そもそもアンロック制御自体をOFFにすることもスマホ感覚で任意調整できるのは、日産の良きところだと思います(他メーカーだと任意で変更できない場合が多い)。

ドアアンロックのタイミングを変更する方法は?

ちなみに、セレナ(C28)のドアアンロックの解錠タイミングを変更する方法は上の画像の通りで、12.3インチフル液晶メーター画面の「設定」を選択します。

その後、「車両設定」を選択します。

次に「ロック」を選択します。

オートドアアンロックを見ていくと、デフォルトは「(エンジン)パワーOFF」にしたときに全ドアが解錠される仕組みになっているので、これを変更してみます。

選択すると、上の通り「シフト連動」「パワーOFF連動」「OFF」の3つから選択可能なので、私は他の競合モデルと同様に「シフト連動」で統一しています。

これにより、DレンジからPレンジに切り替えた瞬間、全ドアがロック→アンロックに切り替わるので、先ほどのとおり後席電動スライドドアのプッシュスイッチが活用できます。

Dレンジ+オートブレーキホールドでの停止時でも、運転席から後席スライドドアをオープン/クローズしたいときは?

ちなみに、子供の習い事の送迎の際、Dレンジのままオートブレーキホールドで停止保持しているときにスライドドアスイッチは利用できないので、その場合は、上の赤丸にある通り運転席側の肘置きにある集中ドアアンロックを押して解錠→スライドドアスイッチを押す必要があるので注意しなければなりません。

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