やっちゃえ日産!ダットサン240Zラリーをオマージュした新型フェアレディZ(RZ34)ラリーがSEMAショーにてサプライズ出展!特別仕様車として発売してほしいな…

まさか日産がレトロオマージュなラリーカーを出展するとは…

2023年11月1日~4日までアメリカにて開催のカスタマイズカーイベント・SEMAショー2023にて、日産がサプライズとしてビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)のラリー仕様を発表しました。

このモデルは、1971年と1973年の南アフリカ・サファリラリーにて優勝したダットサン240Zラリーカーをオマージュしたもので、クラシカルな競技マシンからインスピレーションを得たスタイルを備え、モダンな雰囲気を持つ新型フェアレディZ(RZ34)に現代的な解釈で反映させています。

もちろん、SEMAショーではベースとなったダットサン240Zラリーのレプリカモデルも同時出展されるとのことですが、まさか現代のフェアレディZ(RZ34)で再び蘇るとは…日産も粋なことをやってくれますね。


新旧Zラリーモデルがここに降臨

こちらが今回、アメリカSEMAショー2023にてサプライズ出展されるダットサン240Zラリーのレプリカモデルと、新型フェアレディZ(RZ34)ラリーオマージュモデル。

何れも忠実に再現&敬意を表した魅力的なラリーモデルで、濃い目のレッドカラーにペイントされたボディと、ブラックのボンネットが特徴的。

新型フェアレディZ(RZ34)単体で見ていくと、フロントにはバンパーアンダーやボンネット、Aピラーの付け根に追加の照明(ランプポッド的なモノ)が装備されています。

更に細かいパーツとして、小さな管状のガードやスキッドプレート等がノーズに取り付けられるなど、まさに現代版のオマージュにふさわしい完成度。

こうして新旧ラリーモデルが併走する姿を拝めるだけでも奇跡的だと思いますが、このデザインを実車化してしまう日産の心意気も素晴らしく、何れ特別仕様車として市販化されるのではないか?と期待してしまうほど。

オフロードでの力強い走破性を見せてくれるフェアレディZ(RZ34)ラリーですが、ポルシェ911をベースにした911ダカールのように、価格帯は大幅にアップすることは避けられないと思いますが、コアなファン向けにディーラーオプションセットでの販売にも期待したいですね。

最低地上高も50mmリフトアップして足もともダイナミックに

こちらはサイドビュー。

ドアサイドパネルには”23”のナンバーデカールが貼付され、”ニッサン(23)”と”2023”の両方をかけたようなナンバリングもユニーク。

そして足回りにおいては、従来モデルに比べて+50.8mmリフトアップしたカスタムKWサファリサスペンションがインストールされて実用性もアップ。

この他にも、以下のパーツが調整可能で、状況に合わせて乗り心地を微調整することも可能とのこと。

・アッパーコントロールアーム

・アウタータイロッドエンド

・フロントエンドリンク

・リアエンドリンク

・リアミッドリンク

・リアトラクションアーム

そして足元を見ていくと、ダットサン240Zラリーをオマージュする17インチのプロトタイプ・ニスモサファリホイールを装着し、タイヤは分厚めのヨコハマ製ジオランダーM/T G003オフロードタイヤを組合わせています。

2ページ目:インテリアも刺激的なレッドに、当時のラリーコースの地図付き?