遂に新型ZR-V e:HEVの出荷目途が「10か月程度」と明確に!一方で新型N-BOXは売れてない?ホンダが2023年11月「2回目」の最新工場出荷目途を更新
ホンダは2023年末にかけて生産ペースを高めるとのことだが、一方で受注は落ち込んでいる?
ホンダが定期的に更新している、既存ラインナップモデルの工場出荷目途一覧ですが、今回は2023年11月「2回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新しています。
ホンダといえば、2023年末から生産ペースを一気に引き上げていくとの情報もあり、新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)を除くラインナップモデルの納期も「1か月~2か月」ほど短縮されるとの情報も入ってきています。
※但し2022年モデルのシビックタイプR(FL5)は、1か月以上短縮されているとの回答を頂いているユーザーも多い
ただその一方で、主力モデル達の受注が落ち込んでいたり、発売前に想定していた受注数よりも少ないとの情報もあったり…
具体的にどういったモデルの受注が落ち込んでいるのか見ていきましょう。
新型N-BOXは目標の受注数に到達していない?
まずは2023年10月に発表・発売されたばかりとなる、フルモデルチェンジ版・新型N-BOX/N-BOX Custom。
2023年10月度の軽自動車・新車販売&登録台数ランキングにおいて、安定且つダントツの1位(22,943台)を記録しましたが、私がお世話になっているホンダディーラーの情報によると、確かにN-BOXは売れているものの、当初の設定された予想販売台数に対して7割程度とのことで、実質は「想定を上回るような売れ行きではない」とのこと。
但し、この「売れていない」というのは販売エリアによって情報が異なり、あくまでも私がお世話になっているホンダディーラーに限った話なので、他のディーラーでは目標としている台数を上回っているところもあるかもしれないので参考程度に見て頂けますと幸いです。
新型ZR-Vのスタートダッシュは良かったものの、受注再開後は落ち着いている
続いて、2023年4月に発売されるもすぐに受注一旦停止となった新型ZR-V。
本モデルは、2023年10月に2025年モデルの受注を再開並びに特別仕様車BLACK STYLEを発表するも、やはり発表当初の売れ行きに比べると、未だバックオーダーを全く捌けていない → 納期も未だ1年程度と長すぎるため、その納期を把握しているユーザーも多いために「そんなに長く待てない!」等の理由から、売れ行きとしてはかなり落ち着いているとのこと。
特に特別仕様車BLACK STYLEは、あくまでもブラックアクセントを加味したモデルで、スタンダードなモデルに比べて快適装備や先進装備面で大きな差別化が施されていない事から、販売店によっては1台も受注を獲得していないところもあるようです。
新型シビックタイプR(FL5)の受注再開の目途は立っていない
続いて、2023年1月時点で受注一旦停止中となっている、フルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)ですが、こちらも前回のブログにてお伝えした通り、2024年モデルからの納期が遅れ傾向にあり、一方で受注再開の目途は立っていないとのこと。
ちなみに私がお世話になっているホンダディーラーでは、既に2024年2月~3月に工場出荷・納車が決まったにも関わらず、ユーザーからの唐突のキャンセルが出ていて、そのキャンセル理由も「経営難」などの特殊な理由らしく(本当かどうかはわからない)、ディーラー側も可能な限り在庫車両として持ちたくないとのことで、アプローチできそうなユーザーに声をかけているようです(実際私のところにもアプローチがかかっている)。