(2025年)ビッグマイナーチェンジ版・トヨタ新型カムリが2023年11月15日に世界初公開!何とガソリン廃止でハイブリッド(HEV)のみ…顔つきはカムリとプリウスをミックス
確かにこの顔つきだと、フルモデルチェンジではなくビッグマイナーチェンジ版だと受け入れやすい
2023年11月15日、トヨタUSAがアメリカ市場向けとなるビッグマイナーチェンジ版・新型カムリ(Toyota New Camry)を世界初公開しました。
フルモデルチェンジではなく、既存のTNGA-Kプラットフォームをベースにしたビッグマイナーチェンジモデルで、おまけにパワートレインにおいては、ガソリンモデルを廃止とし、ハイブリッド(HEV)モデルのみのラインナップに。
北米で人気のミドルサイズ・カムリが、果たしてどのような変化を遂げたのか?内外装デザインのチェックも含めてインプレッションしていきましょう。
新型カムリのエクステリアをチェックしていこう
こちらが今回、アメリカ市場向けとして発表された(2025年)ビッグマイナーチェンジ版・新型カムリ。
日本市場では、2023年12月下旬で国内向けの生産並びに販売が終了してしまうため、このビッグマイナーチェンジモデルが日本に導入されないのは残念ですが、その顔つきは現行カムリをモチーフにしながらも、”フ”の字型LEDデイタイムランニングライトや、ハンマーヘッドのデザイン言語は新型プリウス(New Prius, 60系)から上手く受け継がれているのがわかりますね。
LE/XLEグレードのフロントマスク
こちらは真正面から見た新型カムリのフロントマスク。
グレードはラグジュアリータイプのLE/XLEグレード。
フロントロアの大口グリルはカムリのアイコンそのもので、水平基調のグリルパターンや、プリウスのようなシャープでワイドなアッパーグリル、そして突き出たノーズにトヨタの”CI”マークエンブレム、あとは”フ”の字型LEDデイタイムランニング兼LEDウィンカーの組合せは、まさにプリウスのデザイン言語そのもの。
SE/XSEグレードのフロントマスク
こちらはスポーティなSE/XSEグレードの新型カムリですが、先程の水平基調のグリルパターンとは異なり、スポーティなメッシュグリルパターンとカナード、専用スポイラーを装着することでアグレッシブな見た目へとアップデート。
なおヘッドライト意匠は特に変更無く、単眼LEDヘッドライト?が点灯していますが、オートハイビーム(AHB)のみなのか、それともアダプティブハイビームシステム(AHS)を採用するかは不明。
こちらはリヤクォータービュー。
フロント同様に、リヤデザインも現行カムリからのデザイン言語を踏襲しつつ、しかしテールランプ意匠はシャープでワイドに。
そして”CAMRY”のレタリングバッジはそのままに、ハイブリッド(HEV)バッジは新型プリウスなどと同じ新世代のデザインへと変更されています。
エンジンは2.5L直4+新世代ハイブリッド(HEV)のみ
そして、今回のビッグマイナーチェンジで一番のトピックスが、ハイブリッドモデルに限定されたこと。
しかもハイブリッドモデルだと前輪駆動[FF]のみのラインナップでしたが、今回のビッグマイナーチェンジで四輪駆動[AWD]も追加設定されることに。
具体的なパワートレインは、排気量2.5L 直列4気筒エンジン+デュアルモーターを組み合わせた新世代ハイブリッドシステム(THS)で、前輪駆動[FF]モデルのシステム総出力は228ps、四輪駆動[AWD]モデルのシステム総出力は235psを発揮するとのこと。
そうなると、残りのV型6気筒エンジンを搭載した上位モデルはどうなるのか?という点ですが、現時点でトヨタUSAは何もコメントしていないとのこと。
ただアメリカ市場では、V6エンジンを搭載するグレードを購入するアメリカユーザーは僅か7%だそうで、直4エンジンを搭載するハイブリッドモデルは11%、そして残りが直4エンジンを搭載するガソリンモデルに集中しているとのこと。
やっぱりクラウンクロスオーバー同様に直4ターボハイブリッドの設定も?
これだけ分かりやすい構成比でありながら、なぜガソリンモデルを廃止にしてハイブリッドのみの販売としたのかは不明ですが、今後別のグレードも展開される?可能性も考えられますし、V6モデルが設定されない代わりに、クラウンクロスオーバー(New Crown Crossover)などと同じように排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン+ハイブリッドモデルを追加設定してくる可能性も考えられるかもしれませんね。