まさかのサプライズ!(2024年)ビッグマイナーチェンジ版・トヨタ新型カムリが中国でも発表!アメリカ向けとは少し異なる顔つきでカッコいいぞ

まさか中国向けは、アメリカ向けと更に異なる顔つきになるとは…

2023年11月15日、アメリカ・ロサンゼルスオートショー2023にて、アメリカ市場向けとなるビッグマイナーチェンジ版・トヨタ新型カムリ(Toyota New Camry)が発表され大きな話題となりました。

その2日後となる11月17日、今度は中国・広州モーターショー2023にて、何と中国市場向けとなる新型カムリが世界初公開されました。

このモデルは、広州汽車集団とトヨタの合弁企業である広汽トヨタ(GAC Toyota)が製造・販売することが決まっており、アメリカ同様にビッグマイナーチェンジ相当の大幅な改良が施され、プラットフォームもTNGA-Kがベースとなっています。

大きく3種類のグレードと顔つきを持つ中国市場向け・新型カムリですが、早速どのようなデザインで、アメリカ市場向けとどのように異なるのかチェックしていきましょう。


中国向けは大きく3種類のグレードをラインナップ

こちらが今回、中国・広州モーターショー2023にて発表された新型カムリ(中国表記:凯美瑞/Camry)。

グレードとしては大きく3種類がラインナップされ、スタンダードな顔つきのLE/SEグレードと、スポーティな顔つきのXSEを設定。

そしてフロントマスクを見ていくと、新型プリウス(New Prius)やピュアEVセダンのbZ3、そしてクラウンシリーズ(New Crown)といった、ここ最近のトヨタのデザイン言語でもあるハンマーヘッドが用いられています。

スタンダードな顔つきの新型カムリはスピンドルボディ風

改めてフロントマスクを見ていきましょう。

こちらはLEグレードになりますが、フロントグリルはレクサスのようなスピンドルボディ風で、その上部のフロントアッパーグリルはプリウス風。

そしてフロントヘッドライトは、単眼LEDと”コ”の字型LEDデイタイムランニングライトが設けられていますが、よくよく見てみるとアメリカ市場向けの内側に設けられた”コ”の字型LEDデイライトとは異なるのがポイント。

参考までに、こちらがアメリカ市場向けとして発表された新型カムリですが、こうして見比べてみると、大口グリルは水平基調で、ヘッドライト意匠も異なるものの、何れもパッと見で「カムリ」と判別できるのもユニーク。

この点はトヨタデザイナーのセンスが光るところだと思いますし、中国はピュアEV風、アメリカはガソリンモデル風と、市場の好みに合わせているところも見事だと思います。

改めて中国市場向けを見ていきましょう。

サイドビューは伸びやかな王道セダンといえるスタイルで、現行カムリと大きな違いは特に無さそう。

足もとのマルチスポークアルミホイールは、中国ユーザーが好みそうな(特に年齢層高め)デザイン。

そしてこちらがリヤクォータービュー。

テールランプはアメリカ市場向け同様に”コ”の字型を継承していて、リヤテールゲート中央には”CAMRY”のレタリングバッジ、そして筋肉質でスポーティなトランクも印象的。

リヤロアバンパーはボディ同色で重厚感がありますし、マフラーは左側1本が隠れるようなレイアウトとなっています。

2ページ目:XSEグレードは一気にスポーティなデザインに?内装もフルモデルチェンジ級に大幅アップデート