ホンダ新型WR-Vの最新情報!「ヘッドライトは新型N-BOXからの流用」「WLTCモード平均燃費は16.4km/Lとヴェゼルより悪い」「パドルシフトは全グレード標準装備」等
価格以外はほぼ全ての情報が明らかになっている新型WR-V
2023年12月に発表/2024年春頃に発売予定となっている、ホンダのエントリーコンパクトSUVモデルとなる新型WR-V。
前回のブログでは、本モデルの気になるポイントをいくつかピックアップしていきましたが、今回はホンダディーラーにて得られた最新情報をチェックしていきましょう。
既に具体的な情報に加えて、主要装備や主要諸元なども明らかになっているWR-Vですが、グレード別での主要装備においては、意外にもX/Z/Z+においての差別化が少なく、パッケージングがかなり充実しているのがポイント。
やはりエントリーコンパクトSUVという立ち位置の関係上、価格帯を抑えて豪華過ぎない装備に抑えたいというホンダの思いがあるのかもしれず、しかしこのご時世に割り切った装備内容に仕上げてきたのは素晴らしいところ。
早速WR-Vの最新情報についてチェックしていきましょう。
これは意外!ヘッドライトは新型N-BOXからの流用
まず一番最初に注目したいのは、新型WR-Vのヘッドライト意匠。
全グレードにおいて、ヘッドライト上部のLEDデイタイムランニングライト+LEDフロントウィンカー、LEDヘッドライトが標準装備となることはお伝えしましたが、二眼式のLEDヘッドライトは新型N-BOXのヘッドライトユニットを流用しているとのこと。
こちらが新型N-BOXのヘッドライト点灯時。
縦2列で二眼式LEDヘッドライトが点灯しているかと思いますが、このユニットを横に移動させたレイアウトが、今回のWR-Vに応用されているとのこと。
これまでのホンダのヘッドライトは、ヴェゼル(New Vezel)やステップワゴン、シビック(New Civic)、ZR-Vのように両サイドにリフレクター式LEDヘッドライトが設けられ、中央に単眼LEDヘッドライトが設けられてきましたが、全てのモデルに適用されるというわけではないんですね。
燃費性能はヴェゼルよりも悪い?
続いてWR-Vの燃費性能についてチェックしていきましょう。
WR-Vのパワートレインは、排気量1.5L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力118ps/最大トルク142Nmと、基本的にはヴェゼル・ガソリンGと同じ。
そして駆動方式も前輪駆動[FF]のみのため、既に販売終了が決定しているヴェゼル・ガソリンG[2WD]の置き換えモデルということになります。
そんなWR-VのWLTCモード平均燃費ですが、以下の通り、ヴェゼルよりも燃費は良くないようです。
[WR-V・Xグレード(16インチタイヤ)]
WLTCモード平均燃費:[2WD]16.4km/L
WLTC市街地モード燃費:[2WD]12.4km/L
WLTC郊外モード燃費:[2WD]17.4km/L
WLTC高速道路モード燃費:[2WD]18.2km/L
[WR-V・Zグレード&Z+グレード(17インチタイヤ)]
WLTCモード平均燃費:[2WD]16.2km/L
WLTC市街地モード燃費:[2WD]12.3km/L
WLTC郊外モード燃費:[2WD]17.2km/L
WLTC高速道路モード燃費:[2WD]18.0km/L
[ヴェゼル・ガソリンG(16インチタイヤ)]
WLTCモード平均燃費:[2WD]17.0km/L、[4WD]15.6km/L
WLTC市街地モード燃費:[2WD]12.8km/L、[4WD]12.1km/L
WLTC郊外モード燃費:[2WD]17.7km/L、[4WD]16.2km/L
WLTC高速道路モード燃費:[2WD]19.2km/L、[4WD]17.3km/L
これは参考までにですが、WR-Vの燃料タンク容量はヴェゼルと同じ40Lになるため、仮にWLTCモード平均燃費を維持していた、ガソリン満タンでの航続距離としては約650kmほどなので、大阪駅~東京駅の片道が約500kmですから、普段の足車やメインカー、週末乗り用としては十分活用できる一台ではないかと思います。