レクサスが新型RZに続き「HZ300e」「HZ450e」「HZ550e」の商標出願!RZとUXとの中間的なサイズを持つピュアEVクロスオーバー?そもそも略称の意味は?

現時点では、HZがピュアEVモデルであること以外は不明

レクサスのピュアEVモデルといえば、エントリークロスオーバーUXをベースにしたUX300eが第一弾として発表・発売され、その後第二弾として、現行RX級のサイズ感やパフォーマンスを持つRZ450eが発売されました。

そして今回、欧州連合知的財産庁(EUIPO)を通じて、トヨタがレクサスブランドのピュアEVモデルとなるであろう「HZ300e」「HZ450e」「HZ550e」の3種類を商標出願していたことが明らかとなりました。

現時点で、これら3種類の商標に関する具体的な情報は何も無く、レクサスラインナップモデルのどこに位置するのかも不明なままではありますが、おそらくは新世代BEVクロスオーバーとして将来的に市販化されるのではないかと予想されます。


商標出願されたHZシリーズを見ていこう

早速、トヨタがEUIPOに商標出願したHZシリーズを見ていきましょう。

まずは「HZ300e」からですが、おそらくはUX300e同様に、排気量3.0Lエンジン相当のパワーを持つモデルになると予想していて、HZシリーズの中で最も安価なグレードになることが想像できます。

出願番号は「018952250」で、出願日は「2023年11月17日」ですが、2023年11月20日での商標ステータスは「申請審査中」となっています。

続いての商標は「HZ450e」ですが、こちらはRZ450e同様に、排気量4.5Lエンジン相当のパワーを持つクロスオーバーになると予想され、HZシリーズのなかで中間グレードになることが想像できます。

出願番号は「018951288」で、出願日は「2023年11月15日」ですが、2023年11月20日での商標ステータスは「アプリケーション公開」となっています。

そして最後の商標は「HZ550e」ですが、こちらはGX550やTX550h+のように、排気量5.5Lエンジン相当のパワーを持つクロスオーバーになると予想され、HZシリーズで上級グレードになることが想像できます。

出願番号は「018951290」で、出願日は「2023年11月15日」ですが、2023年11月20日での商標ステータスは「アプリケーション公開」となっています。

レクサスは2023年7月に「TZ450e」の商標も出願済み

今回新たに商標出願されたHZの立ち位置が不明なまま、何かとモヤモヤはしますが、実はレクサスは2023年7月にも「TZ450e」の商標を出願済。

このモデルはおそらく、アメリカ市場向けとなる3列シート仕様のTNGA-Kプラットフォームを採用する新型TX350/TX500h F SPORT Performance/TX550h+に相当するサイズ感のピュアEVクロスオーバーではないかと予想され、シートレイアウトも3列シートになると推測。

ちなみに、レクサスTXの略称もしくは由来については、”T”が「Thoughtful(考えぬかれた)/Three-row(3列)」の2つの意味があり、”X”は他のLBX/UX/NX/RX/GX/LX同様に「Crossover = X」という意味。

そしてRZ450eの”Z”については、ピュアEVを意味する「ゼロエミッション」なので、おそらく「TZ=Thee-row Zeroemission」ではないか?と予想されています。

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