トヨタ新型ノア/ヴォクシーに続き、新型40系アルファード/ヴェルファイアも生産停止へ→いつの間にかアルヴェルが富士松工場で並行生産していた件

新型ノア/ヴォクシーの生産停止も驚きではあったが…

前回のブログにて、2023年11月27日よりトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)が生産停止となっていたことをお伝えしました。

これは両車を製造するトヨタ車体・富士松工場での「一部工程の確認作業のため」生産ラインを停止していたとのことですが、どうやらこれらのラインは2023年11月29日には生産再開を見込んでいるとのこと。

一方で、ラージサイズミニバンでお馴染みとなる新型アルファード(New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)も富士松工場にて並行生産していることが発覚し、「同じ影響を受ける」として生産停止になることが明らかとなりました。


そもそもアルファード/ヴェルファイアが既に富士松工場にて生産されていたことも驚き

国内メディア・読売新聞オンラインの報道によると、同じ富士松工場のラインにて生産されているアルファード/ヴェルファイアにおいても「影響を受ける」とのことですが、具体的な影響台数や見通しについては公表されていないとのこと。

アルヴェルにも影響が拡大することも驚きですが、個人的に最も驚いたのは、以前より何かと話題になっていた「富士松工場での並行生産」が既に開始されていたということ。

元々アルヴェルは、三重県にあるトヨタ車体・いなべ工場をメインに生産されてきましたが、国内外からの需要に対応すべく生産性の強化と納期対応のため、2023年末までに富士松工場でも並行生産することを明らかにしていましたが、具体的に「いつ頃から並行生産するのか?」は明らかになっていませんでした。

しかしながら、今回の読売新聞オンラインの報道により、既にアルヴェルの並行生産が進められていたのであれば、今後の納期短縮や国内外向けの生産に備えての準備が進められているということなのかもしれません。

ノア/ヴォクシーが生産停止となった本当の理由は?

再び先程のノア/ヴォクシーの生産停止に関する報道について見ていきましょう。

トヨタ広報担当からの回答として、今回のノア/ヴォクシーの生産停止の理由は「一部工程の確認作業のため」という内容でしたが、読売新聞オンラインの報道によれば「国土交通省に申請する型式認証の手続きにて不備があった」とのこと。

この型式認証の手続きの不備については、2022年1月の発売当初から起きていた問題なのか、はたまた直近で生産されたモデルのみが対象なのかは不明ながらも、急きょ生産を停止してまで見直すということは、もしかすると対象台数はとんでもないことになるかも…?(ただ11月29日に再開の目途が立っているのであれば、一部の生産車両に限定されたものなのかも?)

2ページ目:仮に発売当初から生産されたモデルも含む場合は、リコールや改善対策などの対象になる恐れも?