トヨタ新型ノア/ヴォクシーに続き、新型40系アルファード/ヴェルファイアも生産停止へ→いつの間にかアルヴェルが富士松工場で並行生産していた件

(続き)トヨタ新型ノア/ヴォクシーの累計販売・登録台数は30万台に迫る勢い

前回のブログでもお伝えした通り、トヨタ新型ノア/ヴォクシーが発表・発売されて既に1年10か月以上が経過し、両車の新車登録・販売台数は累計 約28万台と競合ミニバンを大きく突き放すレベル。

ミドルサイズミニバンの絶対的な王者ともいえる存在ですが、先程の「型式認証の手続きの不備」について、これら販売・登録された内のどれだけの割合が対象となるのか気になるところで、例えば既に納車された個体に関しても、リコールや改善対策、サービスキャンペーンなどの対象に含まれるのかも明らかにしてほしい所ですね。


【参考】リコール/改善対策/サービスキャンペーンの違いは?

参考までに、各自動車メーカーが国土交通省に届け出するリコール/改善対策/サービスキャンペーンがどういったものなのか?は以下の通り。

優先順位としては「リコール>改善対策>サービスキャンペーン」で、リコールレベルになると「走行中にエンスト」「車両が燃える恐れ」などの重大な問題を引き起こす恐れがあるものが対象となっています(他にも排ガス基準や部品の脱落なども同様)。

リコールとは・・・自動車が道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態、又は適合していない状態で、原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理します。

改善対策とは・・・自動車が保安基準に不適合状態ではないが、安全上又は公害防止上放置できなくなるおそれがあり、原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理します。

サービスキャンペーンとは・・・リコールや改善対策に該当しないもので、商品性の改善等のために、国土交通省に通知し、サービスキャンペーンを実施しています。 お客様にご連絡するか、トヨタ販売店へご来店時にお知らせして点検・修理します。

via:Toyota

何れにしても、今回の生産停止は不安に思う部分も多く、ノア/ヴォクシー/アルファード/ヴェルファイアとも長納期化するレベルの大人気車種ですから、今後の生産や納期にどれだけ影響するのかも含め、メーカーからディーラーへと適宜情報を共有することで、納車待ちのユーザーが何度も問合せしないようなシステムを構築することも重要ではないかと思います。

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Reference:読売新聞オンライン