【価格は820万円】(2024年)一部改良版・レクサス新型RZ450eに加えてRZ300eも2023年11月30日に発売!RZ300eはFWD限定グレードだが残念なポイントもアリ?
事前情報通り、RZ300e=前輪駆動[FWD]モデルだが、一部改良含めて残念な部分も
2023年11月30日、レクサスのピュアEVクロスオーバーでお馴染みとなる新型RZ450eが初の一部改良で商品力を向上(?)させるだけでなく、新グレードとしてRZ300eを発表・発売しました。
このRZ300eは、新世代四輪駆動[Direct4]を搭載するRZ450eとは異なる前輪駆動[FWD]モデルで、基本的なプラットフォームはe-TNGAをベースにしながらも、バッテリーやモータの最適配置による理想的な慣性諸元と、軽量かつ高剛性なボディ素性を実現。
更にリヤサスペンションメンバーをFWD向けに新たに開発するなど、駆動方式を問わず、新型RZとしての走りのコンセプトに拘り徹底的につくり込んでいます。
ただその一方、RZ450eが2023年3月30日発売されて8か月ほどしか経過していないこともあり、一部不満に思われていた「目に見える部分での変更」は特に無いようです。
そもそもRZ300eとRZ450eでは、どれほどスペックが異なるの?
今回新グレードとして追加されたRZ300eですが、個人的に最も気になるのは、RZ450eとスペックがどれだけ異なるのか?ということ。
基本的には、フロントモータのみの駆動力を持つのがRZ300eで、フロント・リヤモータの駆動力を持つのがRZ450eなので、それぞれ排気量3.0Lエンジン相当のパワー、排気量4.5Lエンジン相当のパワーを持つという意味合いになるため、必然的にトータルスペックが高いのはRZ450eとなります(但し、リヤモーターを搭載するRZ450eの方が重量は重い)。
【(2024年)新型RZ450e/RZ300eの主要諸元一覧】
ボディサイズ:全長4,805mm×全幅1,895mm×全高1,635mm
ホイールベース:2,850mm
トレッド幅:[フロント]1,610mm/[リヤ]1,620mm
最低地上高:205mm
最小回転半径:5.6m
室内サイズ:室内長1,845mm×室内幅1,520mm×室内高1,160mm
車両重量
RZ450e:2,100kg
RZ300e:1,990kg車両総重量
RZ450e:2,375kg
RZ300e:2,265kgフロントモーター出力:203.9ps
フロントモータートルク:266Nm
リヤモーター出力(RZ450eのみ):109ps
リヤモータートルク(RZ450eのみ):169Nm
一充電走行距離(WLTC)
RZ450e:494kg
RZ300e:599kg交流電力量消費率WLTCモード
RZ450e:147Wh/km
RZ300e:120Wh/km交流電力量消費率WLTC市街地モード
RZ450e:130Wh/km
RZ300e:102Wh/km交流電力量消費率WLTC郊外モード
RZ450e:138Wh/km
RZ300e:113Wh/km交流電力量消費率WLTC高速道路モード
RZ450e:161Wh/km
RZ300e:134Wh/km
主要装備での違いは?
続いて、RZ450eとRZ300eでの装備内容の違いについて見ていきましょう。
【(2024年)新型RZ450e/RZ300eの一部主要装備一覧】
◇パフォーマンスダンパー
RZ450e:標準装備
RZ300e:メーカーオプション◇フロント・リヤ:235/60R18インチ 103Hタイヤ&18インチ×7.5Jアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装+切削光輝)
RZ450e:-
RZ300e:標準装備◇フロント:235/50R 20インチ 104Vタイヤ&20インチ×8Jアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝)、リヤ:255/45R 20インチ 105Wタイヤ&20インチ×9.5Jアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝)
RZ450e:標準装備
RZ300e:メーカーオプション◇フロント:235/60R 18インチ 103Hタイヤ&18インチ×7.5Jアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装+切削光輝)、リヤ:255/55R 18インチ 105Vタイヤ&18インチ×8Jアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装+切削光輝)
RZ450e:メーカーオプション
RZ300e:-◇フロント:235/50R 20インチ 104Vタイヤ&20インチ×8Jアルミホイール(ダークメタリック塗装+切削光輝)、リヤ:255/45R 20インチ 105Wタイヤ&20インチ×9.5Jアルミホイール(ダークメタリック塗装+切削光輝)
RZ450e:メーカーオプション
RZ300e:メーカーオプション
以上の通りとなります。
基本的にはパフォーマンスダンパーとタイヤホイールの違いぐらいで、それ以外のディスプレイオーディオやメーター関連、予防安全装備(Lexus Safety Sense)、アンビエントライトなどは基本的に標準装備。