(欧)トヨタが2024年以降に市販化予定の新型スポーツクロスオーバー/アーバンSUVコンセプトを発表!更にジャパンモビリティショー2023でも出展されたFT-3eも公開

トヨタは欧州市場でもピュアEVクロスオーバー/SUVを一挙に発表へ

欧州トヨタは2023年12月4日、ランドクルーザープラド(Toyota Land Cruiser Prado)の後継モデルとなる新型ランドクルーザー250と、マイルドハイブリッドシステムを採用した新型ハイラックス・インビンシブル(New Hilux Invincible)を発表しましたが、これに加えて新世代ピュアEVクロスオーバーのコンセプトカーを発表しました。

今回欧州トヨタが発表したのは、新世代のデザイン言語となるハンマーヘッドを採用したスポーツクロスオーバー・コンセプト(New Sport Crossover Concept)と、アーバンSUVコンセプト(Urban SUV Concept)、そしてFT-3eコンセプトの3車種。

早速、各車種の仕様をチェックしていきましょう。


スポーツクロスオーバー・コンセプトは2025年に量産モデルとして導入予定!

こちらが今回公開された、新型スポーツクロスオーバー・コンセプト。

新世代の量産バッテリー電動モデル(BEV)で、ファストバックのシルエットが特徴的で、近未来的な顔つきに仕上げられています。

ちなみにこのモデル、トヨタが2021年12月にEV戦略にて発表した、bZ Sport Crossoverコンセプトのアップデート版だと予想されますが、欧州トヨタ曰く「2025年に市販モデルを導入予定」であることを明らかにしました。

中国でも市販化を予定しているピュアEVクロスオーバー

欧州トヨタによれば、「本モデルはSUVに代わるスタイリッシュな選択肢になる」と述べていて、5つのドアと大きなトランク、広々としたリヤの足元スペースの実用性と組み合わせることで、最高の快適性と実用性を提供すると説明。

スポーツクロスオーバー・コンセプトは、2023年4月の中国・上海モーターショーにて初めて発表されましたが、これはトヨタとBYD(比亜迪股份有限公司)が中国に設立した合弁企業・BYD Toyota EV Technology Co. Ltd.(BTET)によって、中国と欧州の両方の市場向けに開発されたモデルとなります。

フロントとリンクした”コ”の字型一文字テールランプ

リヤクォータービューも、フロント同様に”コ”の字型を採用しつつセンター直結式の一文字LEDテールランプを採用。

スタイリングもクロスオーバーというよりは、まさに流れるようなファストバックをリフトアップしたスタイリングで、欧州市場向けとして発表された新型C-HRとは異なる新たなジャンルになりそう。

ちなみにトヨタは、欧州向けとして2026年までに6車種のBEV専用モデルを導入する計画で、そのうちの一つが今回のスポーツクロスオーバー・コンセプトとなるようです。

2ページ目:アーバンSUVコンセプトやFT-3eも、ハンマーヘッドを採用した分かりやすいピュアEVクロスオーバー?