レクサス新型LX600が納車されて7か月が経過→約1,400万円の価値はあるか?トヨタ・ランクル300も所有するオーナーが500万円の差は感じる?
新型LX600は、約1,400万に相当する価値よりも「ホスピタリティ」や「他の魅力」があるのかもしれない
2023年5月に私に納車されて、もうすぐ7か月が経過しようとしているレクサスのフルモデルチェンジ版・新型LX600ベースグレード・3列7人乗り[4WD]。
今回は、私が他に所有するトヨタ新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Crusier 300)ガソリンZX・3列7人乗り[4WD]との価格差があるのかどうか?そもそもLX600は総額 約1,400万円の価値があるのか?について、比較も兼ねてインプレッションしていきたいと思います。
ただ、今回の比較は走りや乗り心地というよりも、どちらかというと所有後の満足度を中心に見ていくことになる為、総額1,400万円のLX600を所有しているからこそ得られる体験、総額900万円のランクル300では得られない体験の違いをメインに記載することになりそうです。
コスパでLX600とランクル300を比較したら、ランクル300には勝てない
まず真っ先に注目したいのは、LX600とランドクルーザー300のコスパ比較。
これに関しては、ランクル300の納車後4か月インプレッションにてお伝えした通り、ガソリンZX・3列7人乗り[4WD]で総額 約900万円は「破格」だということ(リセール面も考慮して)。
一方でLX600は総額1,400万円ほどで、その差額は500万円とかなり大きいのですが、目に見えて差別化されているのは窓ガラスの厚みが異なり、遮音性の高さではLX600が優れているぐらい。
細かいところを見ていけば、運転席のメーターやディスプレイオーディオ、車高の上げ下げが可能なAHC(アクティブハイトコントロール)の有無、足もとのタイヤホイールサイズなど、カタログで見ればわかる差別化はあるものの、私が考えるLX600の真の価値は「ホスピタリティ」と「希少性の高さ」、そして「ステータス」ではないかと考えているんですね。
「ホスピタリティ」は、レクサスオーナーズラウンジにて体感
まずは「ホスピタリティ」ですが、これはレクサスお得意のおもてなしの精神とサービスを意味していて、レクサスオーナーだからこそ体感できる「レクサスディーラーのオーナーズラウンジ」があること。
自分自身がお世話になっているレクサスディーラーのラウンジだけでなく、日本全国のオーナーズラウンジも利用可能(但し事前に電話で予約したり、レクサスオーナーズカードの提示を求められることも)なので、旅行や長距離移動でのちょっとした小休憩で利用することができるのは便利(無料Wi-Fiやコンセントも完備なので仕事も可能)。
もちろん、ラウンジにて提供される飲み物やお茶菓子も無料ですし、ディーラーやその地域によっては、特産のお菓子や飲み物を提供していただけるところもあるので、こういったサービスはとてもありがたい所。
ただ、これだと「LX600じゃなくても、他のレクサス車に乗っていれば誰でも体感できるじゃん」と思われる方も多いと思いますが、LX含めて”L”の名が冠されたモデル(LBXは除く)を所有するオーナーだけが体感できるのが「ラウンジ”L”」。
まるで高級ホテルのラウンジのようで、家具なども高級品を揃える
これはLFA/LS/LX/LC/LMを所有するオーナーだけが利用できる最上級レクサスラウンジで、このラウンジを取扱っているレクサスディーラーも限られています(上の画像はレクサス高岳さんのラウンジL)。
場合によっては、このラウンジを取扱うディーラーの”L”モデルを所有する地元オーナーだけが利用できるといった制限が設けられている可能性もあるものの、光と映像、音の演出、匠の技とセンスが光る空間デザインで、厳選を重ねた家具・調度品の数々が特別感に満ちていますし、これぞLモデルを持つオーナーだけが体感できるホスピタリティ。
全国のレクサスディーラーを検索すれば、そのディーラーにあるラウンジを画像にて確認することも可能なので、旅行の際には「道中の立ち寄りカフェ・ラウンジ」として、プランの一つに入れてみるのもアリかもしれません。